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高齢者における栄養の考え方のギアチェンジ:メタボとフレイル予防の視点から【症例ごとに過栄養対策または低栄養対策を見きわめ,個別性を重視する姿勢が重要】

No.4834 (2016年12月17日発行) P.53

葛谷雅文 (名古屋大学医学部附属病院地域在宅医療学・老年科学教授)

登録日: 2016-12-13

最終更新日: 2016-12-08

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過栄養が健康障害に関与していることは,既に国民に広く周知されている。一方,一般に75歳を超えると徐々に体重が減少し,昨今注目されているフレイルやサルコペニアを介して,要介護状態に至るプロセスが存在する。また,体重減少を放置すると低栄養状態に至り,様々な健康障害に直結する。

では,どの時点で過栄養対策と低栄養対策の線引きをすべきであろうか。画一的な線引きは難しいが,思い切って言うならば,65歳未満では過栄養対策を,75歳以上の後期高齢者では体重減少やフレイルへの対策を重視すべきである。その間の前期高齢者はどうするのか。この年代はケースごとに考えるグレーゾーンを設定する(図)1)



言い換えると,かかりつけ医にとって判断が大変重要な時期でもある。

【文献】

1) 葛谷雅文:医事新報. 2016;4797:41-7.

【解説】

葛谷雅文 名古屋大学医学部附属病院

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