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【PR】声をカルテ化するAI搭載音声認識ツール「kanaVo」がアップデート―10秒程度で会話をカルテ形式に自動要約(kanata)

登録日: 2023-06-05

最終更新日: 2023-07-06

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デジタル技術の進化に伴い、医療現場に大きな変化をもたらすITツールが数々登場している。中でも注目されるのは、医療機関の負担となっているカルテ入力作業を省力化するAI搭載音声認識ツール「kanaVo」。医療分野に特化した独自の音声認識システムを採用することで診察中の会話を高精度で要約、「声のカルテ化」に成功したkanaVoの魅力に迫る。

カルテ入力作業が2時間半から38分に削減

kanaVoは医療スタートアップのkanata株式会社が2022年7月にリリースしたAI搭載の音声認識ツール。診察中の会話をそのままテキスト化することで、カルテ内容の充実と入力の手間の大幅削減を可能にし、医師が患者と向き合う時間を確保することができる。厚労省の医療施設動態調査によると、医師は医療文書の作成や診療録記載などの入力業務に毎日2時間以上かけている。看護師や事務スタッフが代行入力する場合でも、カルテ入力に専念する必要があるため、医療機関にとって大きな負担となっている。

kanaVoの特徴(図1)は、①医師と患者の音声を分類、②ワンクリックで要約結果をクリップボードにコピー、③画面上で気になる箇所を音声確認できる─の3点にある。5月1日には要約機能が各段に向上したアップデート版をリリース。10秒程度で、医師が書き起こし文を全文読み返さなくても、診察内容を分かりやすく簡潔に記録できるようになった。導入機関(クリニック)への調査では、カルテ入力にかける時間が平均38分程度に削減されたという。

図1 kanaVoの音声認識画面

このほか、記録を直感的に振り返るために、一覧画面(図2)を設置。日時や記録の頭出しを手がかりに、診察の詳細画面に遷移可能なため、院内の誰もがいつでも患者とのコミュニケーションを振り返ることができ、スタッフとの情報共有がスムーズになる。

図2 音声認識データの一覧画面

音声認識は医療現場でも早くからその有用性が期待されてきたが、診察においては「会話から生成される膨大な音声認識結果の確認・添削の手間」が課題とされており、話題の生成系AIも専門用語の多い診療情報を要約するには、精度も速度も十分とは言えない状況にある。kanaVoは、文の内容を解析し、その構成要素がどのような関係にあるかを明らかにする独自の構文解析技術と音声認識、AIを組み合わせ、こうした課題をクリア。マスク越しの早口や周囲が騒がしい環境での会話も高精度で認識できる要約機能を実現した。

限定100施設で初期費用無料のキャンペーンを実施中

kanaVoのアップデート版リリースに当たりkanata株式会社は、100限定で有料モニター募集キャンペーンを実施。通常50,000円の初期費用が無料、年間利用料も永年割引が適用される内容となっている。

併せて、kanaVoの特徴、導入機関における効果等とともに実際の画面を体感できる個別説明会も実施中。

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