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【他科への手紙】外科→放射線科

No.4801 (2016年04月30日発行) P.53

豊田暢彦 (益田赤十字病院外科)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-01-26

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  • 外科医に求められる手技(手術)は、時にその疾患の最終手段と考えられがちである。しかし、我々外科医は手術が万能ではないことを十分理解しており、他科の技術の必要性を十分に感じている。中でも癌治療においては、診断から治療まで腫瘍内科医や放射線科医の協力が必須であり、これは言うまでもなく「チーム医療」そのものである。

    常々感じている放射線科医への慰労と感謝を述べさせて頂きたい。当院は島根県西部地域に位置する病床数284床の急性期病院である。外科は5名で年間約500件の手術を行っているが、放射線科医は1人で診断から治療までこなしている。

    日常診療において、一番お世話になるのが、CT画像の読影である。もちろん「外科医なら自分で読まなきゃ」とお叱りを受けるかもしれないが、やはりそこは「餅は餅屋」であり、毎回きめ細かな鋭い読影が返ってくる。仮にこちらがある程度の診断をしていて、それが一致するとうれしくもなる。ともに勉強をさせてもらっている。深夜であろうが、読影に困ったときには気軽に相談に乗って下さり、本当にありがたい。

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