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麻酔への知的アプローチ 口頭試問問題集【電子版付】

定価:4,950円
(本体4,500円+税)

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著: 稲田英一(順天堂大学名誉教授、地方独立行政法人東京都立病院機構 東京都立東部地域病院病院長)
判型: A5判
頁数: 336頁
装丁: 単色
発行日: 2022年07月16日
ISBN: 978-4-7849-6262-4
版数: 第1版
付録: 電子版付き

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麻酔科専門医取得に役立つ新定番、第2弾!

●日本麻酔科学会教育委員会委員長、筆記試験委員長等を長年つとめた著者が贈る1冊!
●麻酔科専門医試験の口頭試験対策にお役立て下さい。
●たくさんの麻酔科専門医を育ててきた著者が、解答の要点はどこなのかを徹底解説。
●2万例を超える症例経験からのアドバイスが詰まっており、日々遭遇する症例への対応にも役立ちます。
●ロングセラー『麻酔への知的アプローチ』、『麻酔への知的アプローチ 問題集』の姉妹本。

目次

総論
01:専門医とは何か、専門医試験で求められることは何か
02:口頭試験問題をつくってみよう

症例
01:統合失調症患者の婦人科緊急手術
02:動悸の既往がある患者の婦人科手術
03:フルストマック、気管支喘息患者のイレウス解除術
04:突然死の家族歴がある患者の膝手術
05:大腿骨骨肉腫患者の広範切除術
06:大動脈弁狭窄症に対する大動脈弁置換術
07:大動脈弁狭窄症患者の胃切除術
08:高血圧・頚動脈狭窄患者のロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術
09:高血圧と低カリウム血症を持つ患者
10:Marfan症候群の心臓大血管手術
11:ICD植込み患者の腎摘出術
12:未治療高血圧患者の腹腔鏡補助下低位前方切除術
13:関節リウマチ患者の膝関節全置換術
14:気管支喘息患者の腹腔鏡下婦人科手術
15:心房細動合併患者の喉頭レーザー手術
16:ショック状態にあるイレウス患者の緊急手術
17:肥満患者の巨大卵巣囊腫手術
18:上気道炎に最近罹患した小児の定時手術
19:肥満患者の甲状腺手術
20:大動脈炎症候群患者の整形外科手術
21:ヘビースモーカー患者の経尿道的膀胱腫瘍切除術
22:習慣性流産の既往がある妊婦の予定帝王切開術
23:B型肝炎を基礎に持つ肝細胞癌患者の肝切除術
24:糖尿病、高血圧合併患者の広汎子宮全摘術
25:心房細動を合併する膵頭部癌患者の膵頭十二指腸切除術
26:外傷性出血性ショック患者の緊急手術
27:小児白血病患者の中心静脈ポート挿入
28:HOT導入患者の腹壁瘢痕ヘルニア根治術
29:妊娠高血圧症候群患者の頭痛と腹痛
30:認知症患者の大腿骨頚部骨折の観血的整復術
31:下垂体腫瘍に対する経蝶形骨洞的下垂体腫瘍摘出術
32:胸髄損傷患者の経尿道的手術
33:心疾患合併患者の腹腔鏡下子宮全摘術
34:冠動脈疾患患者のオフポンプ冠動脈バイパス術
35:出生直後からのチアノーゼと新生児手術
36:呼吸器疾患、糖尿病を合併する高齢者の喉頭全摘術
37:てんかんの既往がある患者の肩関節手術
38:頚動脈狭窄がある患者の直腸手術
39:拡張型心筋症を持つ患者の上下肢骨折手術
40:閉所恐怖症を持つ肥満患者のMRI
41:心筋梗塞後にDESを挿入された患者の肺手術
42:無痛分娩からの緊急帝王切開
43:肺癌患者の肺切除術
44:腕神経叢ブロックによる橈骨遠位端骨折の観血的整復術
45:脳動脈瘤破裂に対する緊急脳動脈瘤頚部クリッピング術
46:オピオイド服用中患者の病的骨折手術
47:肥満患者の頚椎椎弓切除手術
48:重症筋無力症患者の子宮鏡下子宮筋腫手術

麻酔科専門医試験合格のためのDo’s and Don’ts
Do’s:合格への道──毎日の努力と自信と、当日のコツ
Don’ts:不合格への道に迷い込まないために

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序文

優れた麻酔科医となるには、何年にもわたるトレーニングや勉学が必要になる。麻酔科専門医として十分な知識や技量をもつことの1つの証明が、専門医試験に合格することである。
2020年に、専門医試験の筆記試験を念頭に置いて『麻酔への知的アプローチ問題集』を出版した。筆記試験合格のためには、既出問題やその変形であるA問題で高得点をとることが必須条件と言ってもよい。過去問題の解説書は毎年、出版されている。しかし、私たちは、もっと広く、深く学ぶべきであると考え、麻酔科学全般についてのやや高度な問題を盛り込んだのが『麻酔への知的アプローチ問題集』である。
一方、本書は、専門医試験の口頭試験対策につながるものとして執筆したものである。筆者は、何年ものハードなトレーニングを受けてきた専門医試験受験生に対して口頭試験の模擬試験を実施してきたが、専門医となる十分な実力をもつ受験者が、模擬試験では必ずしも良い点がとれないことに気づいた。その1つの理由が、臨床の場では半ば反射的に対応していることを、口頭試験の場では言葉で説明できないといけないということにある。専門医は自分で安全な麻酔管理や周術期管理ができるだけでなく、後進の麻酔科医を育てることも求められる。そこで、口頭試験ではどのように解答すべきかをまとめてみることにした。
本書は、「専門医とは何か」から始まり、口頭試験問題の作成方法についても述べている。口頭試験では、試験官とのやり取りも重要である。提示された症例のポイントは何かを理解し、解答として何が求められているのかを知ってもらうためである。その後に、48の症例を提示してある。小児麻酔、産科麻酔、心臓麻酔などの麻酔科領域に加え、ペインクリニックや、救急、集中治療に関する問題も含めてある。症例に関する質問の構成は、口頭試験と同じように「術前評価と管理」「麻酔管理」「術後管理」「危機管理」に分けてある。各症例では、質問内容が1つの領域に集中しないように、呼吸や循環、代謝などに関する多岐にわたる質問を含めるようにした。解答例は、筆者ならどう答えるかを口語体で書いた部分と、解答の要点を箇条書きにした部分がある。麻酔科診療においては、いくつもの“正解“が存在する。本書で示したのは1つの解答例と考えて頂きたい。巻末に、専門医試験における「Do’s and Don’ts」をまとめた。
本書は、口頭試験の臨場感を感じながら読んで頂きたいが、日常で遭遇する症例に対応する際にも有用であると考えている。本書から派生して、80以上の危機的状況への対応をまとめた姉妹編の出版準備も進んでいる。ぜひ試験対策としてだけでなく日々のトレーニングにも役立てて頂きたい。

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