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旋尾線虫症

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-03-28
吉川正英 (奈良県立医科大医学部病原体・感染防御医学教授)
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  • ■疾患メモ

    旋尾線虫の幼虫による幼虫移行症である。原因はホタルイカ摂取によることが多く,旋尾線虫の幼虫は主にホタルイカの内臓に寄生している。

    腹痛やイレウス症状などを呈する腹部型は,摂食後数時間から2日程度の早期に発症することが多く,皮膚線状爬行疹を呈する皮膚型は,5~14日後頃に多い。イレウスの経過中に皮膚症状の出現した症例も報告されている。

    早期発症例では,末梢血好酸球,血清IgE値,特異抗体が上昇するとは限らない。

    十分な問診にてホタルイカの食歴を聞き出すことが重要である。

    稀ではあるが,眼内移行の報告もある。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    症状としては,腹部症状(腹痛,時にイレウス症状)あるいは皮膚の線状爬行疹が多い。

    腹部症状は摂食後数時間から2日以内に出現することが多く,皮膚線状爬行疹は5~14日後頃に多い。

    【検査所見】

    通常,血液検査では好酸球増多を伴うが感染早期には認めないこともある。

    患者血清と旋尾線虫幼虫凍結切片を用いた酵素抗体法にて食道腺質部に反応するヒトIgGの存在を確認する。

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