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レストレスレッグス症候群

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-06-16
樽野陽亮 (京都大学医学部附属病院神経内科)
高橋良輔 (京都大学大学院医学研究科脳病態生理学講座臨床神経学(神経内科)教授)
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  • ■疾患メモ

    レストレスレッグス症候群(restless legs syndrome:RLS)は,下腿深部を中心とした,安静時に増強する,耐え難いムズムズとした異常感覚が,夕方以降に認められることが特徴である。

    異常感覚は,下肢を動かすことで減ずるため,動かしたいという強い衝動に駆られる。

    RLSは入眠障害の原因となり,また合併する周期性四肢運動による中途覚醒など,睡眠障害を招き,結果として日中の活動に支障をきたす。

    原因は不明な点が多いが,中枢神経系での鉄欠乏や,ドパミン作動系の異常が背景と考えられている。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    安静時の下腿深部を中心としたムズムズとした異常感覚。

    脚を動かしたり,他のことに集中したりすると症状が減じる。

    そのため安静時に下肢を動かさずにはいられない強い衝動に駆られる。

    症状は夕方以降に増悪し,入眠困難をはじめとした睡眠障害の原因となる。

    多くの患者で,睡眠中に下肢不随意運動を呈し,中途覚醒の原因となる(睡眠時周期性四肢運動)。

    【検査所見】

    International RLS Study Group 2014年改訂診断基準で,RLSの診断は,5項目の必須項目をすべて満たす必要がある(表11)

    08_62_レストレスレッグス症候群

    特異的な検査はなく,診断基準の各項目は問診から判定される。

    補助的検査として,終夜睡眠ポリグラフ検査等が検討される。

    類似する症状を呈する,鑑別疾患を除外する必要がある(表21)

    08_62_レストレスレッグス症候群

    二次性RLSを呈する原因がないか検索する(表31)

    08_62_レストレスレッグス症候群

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