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松本俊彦「クリニック外来で違法薬物使用の疑いのある患者を診たとき②~深刻化する市販薬乱用」(質疑応答【動画版】)

2022/02/17

【Web医事新報チャンネル】~2022/5

質疑応答【動画版】では、現場の臨床医の先生方から実際に寄せられた質問・疑問を取り上げ、専門家が最新の知見・データに基づいてわかりやすく解説します。
今日のテーマは「クリニック外来で違法薬物使用の疑いのある患者を診たとき」。国立精神・神経医療研究センター薬物依存研究部長の松本俊彦先生にご回答いただきます。
(第2回「深刻化する市販薬乱用」/全3回)
(視聴時間5分・2022年1月12日収録)

【松本俊彦「クリニック外来で違法薬物使用の疑いのある患者を診たとき」 CONTENTS】

第1回 通報義務はありません
第2回 深刻化する市販薬乱用
第3回 責めるのではなく、ねぎらいながら

【Question】

  • 薬物問題の最近の傾向について地域のかかりつけ医が知っておくべきことがあれば、メッセージをお願いします。(00:00)

編集メモ~ここがポイント!

  • 最近は睡眠薬や抗不安薬の乱用・依存の患者が増加、市販薬の乱用も問題になっている

  • 市販薬の中には「ジヒドロコデイン」(麻薬)や「メチルエフェドリン」(覚醒剤原料)が含まれているものがあり、乱用による健康被害が深刻化している
  • 2020年調査では、10代の依存症患者の6割近くが市販薬乱用で専門外来に来ている
  • 「生きづらさ」を一時しのぎするために市販薬を使っているケースが多い
  • 「薬をすぐにやめなさい」「市販薬乱用ダメ」と言うだけではなく、背後にある「困りごと」を支えていく必要がある
  • 「依存症は孤立の病」。Connectionのない孤立した人ほど依存症(Addiction)になりやすく、依存症になるとますます孤立する。社会資源につなげることが重要。

【関連情報】

「依存症対策全国センター」ホームページ

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【関連書籍】

樋口進編『現代社会の新しい依存症がわかる本─物質依存から行動嗜癖まで【電子版付き】』 ※松本俊彦先生分担執筆

松本俊彦『誰がために医師はいる─クスリとヒトの現代論』(みすず書房サイト)

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