株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

【読者アンケート結果】犠牲者拡大や経済への影響を懸念(7月テーマ:ウクライナ情勢への日本の対応)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • prev
    • 1
    • 2
  • ロシアのウクライナ侵攻による影響で特に懸念していること(アンケート自由記載欄より)

    ●世界的にテロ活動が活発化し、巻き添えとなった傷病者が多数発生する可能性がある。(愛知・勤務医)

    ●病院や学校まで爆撃され、多くの民間人が犠牲になっていること。国際赤十字社の活動もままならないこと。ロシアが国連の常任理事国になっているため拒否権を使われ、国連として何の制裁もできないこと。(東京・開業医)

    ●ロシアがウクライナに侵攻したからといって、ロシアが日本に手出しをしたわけではない。ロシアへの経済制裁は日本からロシアに手出しをしたとも言える。少なくともプーチンにはそう見えるだろう。一方、ウクライナへの武器支援は、このたびの戦(それはウクライナの独立戦争とも言えるものであるが)が継続している要因とも言える。日本政府は憲法上の制限がありウクライナへ直接の武器支援はしていないと言うかもしれないが、多額の支援金は武器を買う資金となっていないか。そうだとすれば、日本国政府は、戦の継続へ協力していることになり、ウクライナの多くの民を死地へ追いやっていることになる。もちろん、悪いのはプーチンである。しかし、プーチンは日本へ手出しをしていないこともまた事実である。ウクライナというよりもゼレンスキーが終戦を決意すれば、ウクライナは昔のようにロシアに帰属するだろうが、少なくともウクライナの民を虐殺することはないだろう。医療者として懸念することは、民が、特に子供がこの戦の犠牲となり続けているということだ。終戦への勇気ある選択への支援をすべきである。(北海道・開業医)

    ●物価高騰。医療への直接的影響は少ないかもしれないが、間接的な影響は少なくない。個人消費落ち込みによる受診控え、電気代等による運営費の高騰が危惧される。経済が悪化すると医療費を抑制するため、今まで薬価でしのいでいた分、まだ余裕のある医師収入に目をつけられる。看護や介護の労働力給与は高齢化が続く限りさらに上げざるを得ないと考える。(東京・勤務医)

    ●日本経済が低迷する。医療費が削減される可能性がある。(岩手・勤務医)

    ●医療に関係した物品(注射器ほか)の値上げ。(大阪・勤務医)

    ●いろいろなコストアップを吸収しきれないこと。(大阪・勤務医)

    ●ロシア、特にプーチンは一筋縄ではいかない。北方領土問題が絶望的になることを心配しています。北朝鮮拉致問題にも悪影響が及ぶことを危惧する。(神奈川・開業医)

    ●核兵器の使用。(北海道・勤務医)

    ●直接日本の医療に関係することはない。医療機器や高額医療に関わる抗がん剤などは外資系メーカーが発売していることが多いので、ロシアがEUをはじめとする諸外国に輸出や輸入などの規制をかけ始めると、そのしわ寄せがくるのではないかと危惧する。また、日本から医療支援のために医療従事者が直接後方支援に回る可能性はないと思うが、ウクライナから日本へ避難してきた人々が日本の医療を受ける未来もあると思う。(大阪・勤務医)

    ●避難民の受け入れとともに、狂犬病をはじめとした感染症が国内に入ってくることを危惧している。人道支援と医学的配慮を両立させることが必要だ。(福岡・勤務医)

    ●インフレにより医薬品の国内での価格が高騰し、医療に制限が出たり、採算割れして使用できなくなったりすることが怖い。(神奈川・勤務医)

    ●すべての戦争には反対する国や医師会であってほしい。米国の方針に簡単に乗らないでほしい。(東京・勤務医)

    ●医療人として(むしろ一人の常識人として)日医主導によるウクライナ義援金に協賛した。(群馬・開業医)

    ●普通の暮らしが維持されていれば、療養生活を送ることができるはずだった人々の命が脅かされている。いつ日本も攻め込まれてもおかしくない世の中だが、今から日本も再軍備というのではたぶんどこにも勝てない。今できることは何かを考えるべき。(東京・開業医)

    ●世界の食料供給が円滑に行かないために起因する感染症をはじめとする疾病の蔓延が気になる。(北海道・勤務医)

    ●プーチンはウクライナ併呑を目的に戦争を始めて、ウクライナ人の健康や人権を無視した横暴を繰り返している。どこかの国の暗殺者がプーチンを狙撃してもいっこうに疑問には感じない。話し合いで調整できるレベルを超越した暴力である。小児難病などの対応がウクライナ国内では困難であり、国連軍の介入を含めた迅速な対応が必要と考える。(愛知・勤務医)

    ●ロシアによる小中学校など教育機関へのミサイル攻撃。断じて許されない。ロシア国内の軍事施設へのミサイル攻撃もするべきだ。(三重・勤務医)

    ●民間の犠牲者が増えること。(大阪・勤務医)

    ●衛生状態の悪化に気候変動の影響、食糧難による健康被害、生命危機。(北海道・勤務医)

    ●ガソリン・天然ガス等の供給不安。(静岡・勤務医)

    ●戦時下であり、いつ何時ミサイルで攻撃されるか分からない状況のため、通常の医療体制を整えられないことが懸念される。(東京・勤務医)

    ●通常の医療の提供が困難になっている。(埼玉・薬剤師)

    ●医薬品が入手できなくなる。国籍問わず人命が失われている。(滋賀・薬剤師)

    ●ウクライナからの人民移動が多い場合、新たな感染症等が日本へ入ってくる懸念がある。(大分・看護職員)

    ●戦争は始めることよりも、終わらせることが大切で難しい。子供たちへの精神的な影響が心配。(岡山・製薬企業勤務)

    ●メンタル疾患を持った人はTV映像や情報により不安をあおられる。エネルギー問題の余波が起こる。節電の呼びかけにより熱中症が増加している。(静岡・保健師)

  • prev
    • 1
    • 2
  • 関連記事・論文

    もっと見る

    関連物件情報

    もっと見る

    page top