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鳥インフルの性状は第1波とほぼ同じ─感染研

No.4685 (2014年02月08日発行) P.10

登録日: 2014-02-08

最終更新日: 2017-09-19

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今年に入り中国で鳥インフルエンザA(H7N9)の感染者が再び増加しているため、国立感染症研究所は1月29日、感染に関する「リスクアセスメント」を更新した。昨年春に流行したウイルスと性状は基本的に変わっていないという。

最新のリスクアセスメントによると、昨年2月からの感染確定患者238名のうち、死亡者は56名。10月以降の第2波に限ると感染患者は103名で、死亡者は9名。発生地域は中国・台湾・香港。

感染源は未確定だが、生きた家禽類との接触による可能性が最も高く、持続的なヒト─ヒト感染は認められていない。第2波でヒト・動物・環境から分離されたウイルスのHA、NA遺伝子の性状は第1波とほぼ同一。ヒトからヒトへの伝播性の増強を規定する遺伝子変異や、病原性の増強を示唆する遺伝子変異は新たに生じていない。

厚生労働省は昨年5月、鳥インフルエンザA(H7N9)を感染症法上の指定感染症、検疫法上の検疫感染症に指定。これにより、就業制限や入院・移送措置、検疫所での質問、診察・検査、消毒が可能となった。指定感染症としての指定については、今年5月に当該政令が効力を失うが、1月30日の厚生科学審議会感染症部会で1年の延長が了承された。

またワクチン開発も進められており、現在、動物での試験が実施されている。

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