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専門医制度のサブスペ連動プログラム、今月機構に提出 【日本内科学会】

No.4830 (2016年11月19日発行) P.12

登録日: 2016-11-11

最終更新日: 2016-11-16

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日本内科学会の認定医制度審議会副会長を務める宮崎俊一氏(近畿大)が5日、新専門医制度における内科系サブスペシャルティの取扱いについて講演し、内科研修との連動プログラムを今月中に日本専門医機構に提出する方針を明らかにした。講演は神戸市で開かれたJDDW(日本消化器関連学会週間)のセミナーで行われた。

サブスペに関して専門医機構は9月、基本領域と一部のサブスペの連動プログラムを検討する方針を決定した。検討対象は消化器や循環器、呼吸器など内科関連13領域と外科関連4領域(表)。



宮崎氏は、内科学会と内科関連13領域の学会が定期的に協議していることを報告し、「13学会の先生方には整備指針とモデルプログラムの作成を依頼しており、ほぼ作成が終了したところ。11月18日に開かれる機構の理事会での承認を目指している」との予定を明らかにした。

さらに、内科研修とサブスペ研修の重複期間は1〜2年を想定していることや(図)、専攻医の指導にサブスペの専門医や指導医があたることで研修レベルを維持する必要性を指摘。この仕組みにより従来と同じ年数でサブスペ専門医の受験が可能になる道筋ができると説明した。

図 内科研修(サブスペ連動コース)


なお、連動プログラムが機構で承認されれば、連動プログラムを実施する研修施設は研修プログラムの修正が必要となる。修正の期限について宮崎氏は「(順調に行けば)来年の4月くらいになる」との見通しを示した。

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