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成人肺炎球菌、13価ワクチンの定期接種化へ検討開始

No.4762 (2015年08月01日発行) P.10

登録日: 2015-08-01

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厚生労働省の厚生科学審議会「ワクチン評価に関する小委員会」は7月28日、初会合を開き、沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV13、ファイザー「プレベナー13」)の定期接種化に向けた検討を開始した。
肺炎球菌ワクチンは昨年10月から65歳以上の成人への定期接種が始まり、23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(PP
SV23、MSD「ニューモバックスNP」)が使用されている。一方、PCV13は小児への定期接種で使用されており、昨年、成人への適応も承認されたが、定期接種化は検討課題となっていた。
厚労省はPCV13の定期接種化に向けた論点として、(1)有効性、(2)安全性、(3)費用対効果、(4)ワクチンの使用方法─などを提示。PCV13の免疫原性や臨床での肺炎発症抑制効果に加え、PCV13とPPSV23の両製剤を接種する場合の接種間隔などについても、データを収集した上で検討する方針を示した。


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