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日医が「日本国際病院」に慎重な検討求める
政府の産業競争力会議が提案した「日本国際病院（仮称）」について、日医の横倉義武会長は4日の定例会見で慎重な検討を求めた。
産業競争力会議は1月29日、6月の成長戦略改訂に向けた検討方針を決定。検討方針には、癌治療や再生医療に取り組む医療機関を仮想の「日本国際病院（仮称）」として海外に売り込む計画が盛り込まれた。
横倉会長は日本の医療機関が海外進出するアウトバウンドには理解を示しつつ、海外の患者が日本で受診するインバウンドには「課題がある」と述べ、日本国際病院の構想に慎重な検討を求めた。
併せて、政府の経済財政諮問会議で民間議員が1月30日に提出した意見書についても見解を表明。意見書で示された、医療機関を受診しなかった者に現金給付を行う案について、重症化を招く危険性があるとの懸念を示した。
