検索

×
絞り込み:
124
カテゴリー
診療科
コーナー
解説文、目次
著者名
シリーズ

がんサポーティブケアへの漢方製剤の応用についてのアドバイスと注意点は?

登録日: 2023.03.08 最終更新日: 2026.02.21

小野孝彦 (尼崎永仁会クリニック院長) 元雄良治 (金沢医科大学名誉教授/小松ソフィア病院腫瘍内科・漢方内科部長)

お気に入りに登録する

近年,がん薬物療法の副作用対策の支持療法として医療用漢方製剤の応用が進んでおり,その有効性と安全性については臨床試験により質の高いエビデンスが蓄積されつつあります。そこで,がん薬物療法専門医へのアドバイス,注意点などをご教示下さい。
腫瘍内科・がんサポーティブケアの専門家でかつ漢方専門医である,金沢医科大学名誉教授/小松ソフィア病院・元雄良治先生にご解説をお願いします。

【質問者】小野孝彦 尼崎永仁会クリニック院長


【回答】

 【がん薬物療法に伴う難治性の副作用に漢方製剤が応用できる】

がんサポーティブケアは,がん薬物療法の副作用を軽減し,さらに全人的に患者をサポートするすべての医療行為を指します。2022年10月に発刊された「がん支持医療テキストブック」1)にも漢方製剤の応用が記載されています。

がん薬物療法に従事する医師から「抗癌剤に漢方製剤を併用する際の安全性が懸念される」との意見があります。これについては,ランダム化比較試験(RCT)などにて抗癌剤と漢方製剤の併用の有効性と安全性が検証されています2)


1 2