株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

サブスペと基本領域の連動プログラムを検討 【日本専門医機構】

No.4821 (2016年09月17日発行) P.12

登録日: 2016-09-21

最終更新日: 2016-10-17

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

日本専門医機構(吉村博邦理事長)の理事会が7日に開かれ、基本領域と一部のサブスペシャルティの連動プログラムを検討する方針が決まった。

新専門医制度は19の基本領域と29のサブスペシャルティの2段階制で、基本領域の研修修了後にサブスペの研修を行うことになっている。そのため、サブスペ研修の開始時期が遅くなることによる悪影響を懸念する声があった。

対象となるのは消化器や呼吸器など内科関連13領域、外科関連4領域(表)。今後、連動プログラムの対象となるサブスペの数は増える可能性がある。連動プログラムが構築された場合、基本領域とサブスペの専門医を同時に取得することが可能となる。


会見で吉村理事長は、「日本内科学会と日本外科学会から研修プログラムをサブスペの研修プログラムと連動させたいとの要望が出たので、内科学会、外科学会の責任で連動プログラムを構築してもらい、それを機構で検討することが了承された」と説明した。

このほか理事会では、①2つの基本領域の専門医を取得する「ダブルボード」を認める、②専門医の更新基準に関して現場の医師の過度な負担にならないような対応を考える、③研修施設が支払うプログラム認定料と専門医が支払う認定・更新料をいずれも5年間で1万円とする─方針も了承された。

関連記事・論文

もっと見る

関連物件情報

もっと見る

page top