株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

【人】川井 章さん「希少がんの正確な情報を発信しネットワーク構築へ始動」

No.4712 (2014年08月16日発行) P.79

川井 章 (国立がん研究センター希少がんセンター長)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-03-27

  • コーナー:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
    • 1
    • 2
  • next
  • 川井 章さん(Kawai Akira)

    国立がん研究センター希少がんセンター長

    1961年岡山県生まれ。85年岡山大卒。91年同大院修了。同大整形外科講師、国立がんセンター中央病院整形外科医長などを経て、2010年国立がん研究センター中央病院骨軟部腫瘍科医長。今年6月より現職。

    希少がんの正確な情報を発信しネットワーク構築へ始動

    国立がん研究センターが今年6月に新設した希少がんセンターの初代センター長に就任した。

    希少がんは年間発生率が人口10万人当たり6例未満のまれながんの総称。「実際には、肉腫(サルコーマ)、メラノーマ、脳腫瘍、小児がん、網膜芽細胞腫など疾患や治療法は多種多様ですが、希少がんセンターとして窓口を一本化し、患者さんや紹介医に分かりやすい形にしました。希少がんには、正確な情報が不足している、正しい診断に基づいた適切な治療が受けられていない可能性がある、患者数が少ないために新たな治療開発が遅れている、など共通の課題があります。センターとして正しい情報を発信し、他の病院とも連携して課題の解決に取り組んでいきたい」と抱負を語る。

    川井さん自身の専門は肉腫の治療・研究開発。医師を目指したのは、中学生の頃に身近な人が骨肉腫になって足の切断を余儀なくされ、悔しい思いをしたのがきっかけだった。

    残り477文字あります

    会員登録頂くことで利用範囲が広がります。 » 会員登録する

    • 1
    • 2
  • next
  • 関連記事・論文

    もっと見る

    関連書籍

    関連物件情報

    もっと見る

    page top