株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

【人】岸本誠司さん「手技開発と診療科間連携で頭蓋底外科領域をリード」

No.4694 (2014年04月12日発行) P.77

岸本誠司 ( 亀田総合病院頭頸部外科部長)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-04-07

  • コーナー:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
    • 1
    • 2
  • next
  • 岸本誠司さん(Kishimoto Seiji)

    亀田総合病院頭頸部外科部長

    1948年大阪府生まれ。73年京大卒。天理よろづ病院、スイス・チューリッヒ大、京大、静岡県立総合病院、高知医大、国立がんセンター東病院を経て、99年東京医歯大頭頸部外科学教授に就任。今年4月より現職。東京医歯大名誉教授。

    手技開発と診療科間連携で頭蓋底外科領域をリード

    日本の大学病院で初めて頭頸部腫瘍を専門に扱う診療科として、1999年に開設された東京医歯大頭頸部外科。岸本さんはその立ち上げから関わり、放射線科や形成外科、脳神経外科などの関連診療科、さらに歯学部が加わる緊密なチーム医療体制を作り上げた。

    その大学を今年3月に退官。4月からは、亀田総合病院に新設された頭頸部外科に活躍の場を移している。



    頭頸部腫瘍を手がけて約40年。症例数は約8000例に上る。その中でも特に力を注いできたのが、頭蓋底腫瘍だ。

    頭蓋底は頭蓋・顔面の深部に位置し、構造が複雑で重要な神経・血管が走っているため診断・治療が難しく、かつてはほとんど手がつけられなかった。岸本さんは、解剖学的研究に裏付けられた安全な手術手技の開発、多くの診療科との連携によって、この新しいジャンルを開拓してきた。

    残り546文字あります

    会員登録頂くことで利用範囲が広がります。 » 会員登録する

    • 1
    • 2
  • next
  • 関連記事・論文

    もっと見る

    関連書籍

    関連求人情報

    関連物件情報

    もっと見る

    page top