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歯周膿瘍[私の治療]

No.4995 (2020年01月18日発行) P.48

山本信治 (東京歯科大学口腔顎顔面外科学講座講師)

登録日: 2020-01-17

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  • 歯周膿瘍は,辺縁性歯周炎が原因で生じる膿瘍を言い,歯周ポケット内に急性炎症が生じて膿が貯留し,何らかの理由で排膿路が閉鎖されるか,歯周ポケットを通しての排膿が間に合わない場合に歯肉の腫れとして発症する。類義語として歯槽膿瘍があり,慢性の根尖歯周炎が急性転化,拡大波及して骨膜下に膿瘍を形成した病態を言う。

    ▶診断のポイント

    【代表的症状】(図1・2)

    ①根尖相当部歯槽粘膜に発赤,腫脹,圧痛が認められる。
    ②腫脹はさらに広範囲に及び,顎下リンパ節の腫大,疼痛を呈することもある。
    ③X線所見では歯根膜腔の拡大,根尖部周囲の境界不明瞭なX線透過像がみられる。
    ④膿瘍部と歯周ポケットは必ず交通している。
    ⑤歯槽骨骨髄炎を継発することもある。

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