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■NEWS 東京7領域でシーリング超え―専攻医一次募集応募状況

登録日: 2018-12-14

最終更新日: 2018-12-14

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日本専門医機構は2019年度に専門研修を開始する専攻医の一次募集の応募状況を公表した。東京、神奈川、愛知、福岡の一部領域でシーリングを超える応募があったという。寺本民生理事長は13日、「シーリングを超えた分は削っていただく。各領域には約束していただいており、シーリングは間違いなく守られる」と強調した。

機構は、東京、神奈川、愛知、大阪、福岡の5都府県に専攻医が集中しないよう、医師数が減少している外科、産婦人科、病理、臨床検査を除く14基本領域にシーリング(上限)をかけている。シーリングを超えたのは、東京では小児科(シーリング124、応募148)、皮膚科(同8889)、精神科(同96107)、泌尿器科(同5055)、脳神経外科(同5659)、形成外科(同5361)、リハビリ科(同2125)の7領域。神奈川では眼科(同2021)、形成外科(同1217)の2領域。愛知では皮膚科(同2227)、眼科(同1821)、泌尿器科(同1117)、形成外科(同67)の4領域。福岡では皮膚科(同1618)、精神科(同2829)、眼科(同1114)、耳鼻咽喉科(同1118)の4領域。

寺本氏によると2020年度のシーリングについては、今回の募集の状況などを踏まえ、193月に機構内の委員会で検討し、関係学会と協議した上で決める方針。

■サブスペシャルティ領域、50程度まで追加の方針

寺本氏は同日、サブスペシャルティ領域を認定するための整備基準を策定したことを明らかにした。12月末にも専門医の数や活動内容を把握するためのレビューシートを各学会に送る予定で、その内容と整備基準を照らし合わせて認定するとしている。

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