四病院団体協議会がこのほど実施した調査で、病院が勤務医に法定労働時間を超えて時間外労働をさせる場合に必要な労働基準法第36条に基づく「36協定」が、約15%の病院で未締結であることが分かった。同様の結果は、全国医学部長病院長会議(AJMC)が会員の大学病院を対象に実施した調査でも浮かび上がっている。
四病協の調査では、労基法上の許可申請を行わず宿日直勤務として対応している施設が2割近くあることも明らかに。過重労働対策が叫ばれ、医師の働き方改革の検討が進められているが、少なくない病院で労基法の基本が遵守されていない実態があると言える。
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