株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

特集:糖尿病治療におけるGLP-1受容体作動薬の位置づけ

No.4877 (2017年10月14日発行) P.25

監修: 石井 均 (奈良県立医科大学糖尿病学講座教授)

登録日: 2017-10-13

最終更新日: 2017-10-11

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

監修:石井 均

監修のことば

GLP-1受容体作動薬は,糖尿病の薬物治療において必須の薬物になってきた。新しい薬ではあるが,もはや常套手段であると言える。ADA(American Diabetes Association)の「標準糖尿病治療」においても,薬物治療としてメトホルミンに次ぐセカンドライン薬に挙げられている。しかしながら,まだまだ患者にはその存在価値や効果がよく知られていない。近年,その医学的効果が次々と発表されており,その利益を受ける方も少なくないと思われる。

そこで,本特集では,GLP-1受容体作動薬について物質科学のレベル,ヒトでの作用,糖尿病患者への適用の実際,具体的なアドバイスなどを解説して頂いた。とてもわかりやすく記載頂いている。また,注射薬という点から,患者の満足度についても言及した。

本特集が先生方の知識整理に役立ち,ひいては適応となる患者への説明法の一助となることを願っている。

■目次

1 GLP-1受容体作動薬の作用,特徴, 2型糖尿病治療における位置づけ
京都大学大学院医学研究科糖尿病・内分泌・栄養内科学講師 原島伸一

2 GLP-1受容体作動薬使用の実際,他剤からの切り替えや 追加治療,良い適応とは
糖尿病・内分泌内科クリニックTOSAKI院長 戸崎貴博

3 GLP-1受容体作動薬とQOL,患者満足度,アドヒアランス
奈良県立医科大学糖尿病学講座教授 石井 均

関連記事・論文

もっと見る

関連書籍

もっと見る

関連求人情報

関連物件情報

もっと見る

page top