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赤ん坊に元気をもらう[なかのとおるのええ加減でいきまっせ!(161)]

No.4867 (2017年08月05日発行) P.74

仲野 徹 (大阪大学病理学教授)

登録日: 2017-08-05

最終更新日: 2017-08-01

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  • おかげさまで孫のさとしが1歳になりました。赤ん坊が日ごとに成長していくのは、当たり前のこととはいえ、誠に不思議なことでもあります。「其の112 そして祖父になる」での宣言どおり、できるだけ可愛がらないようにしてはいますが、まぁ、あくまでも「できるだけ」ということで…。

    孫の成長は本当に面白いのだけれど、娘2人のその時期のことがほとんど思い出せない。イクメンだったとは言わないが、それなりに育児はしていた。忘れてしまっているのか、わが子の時は忙しすぎて、楽しむ余裕がなかったのか。いずれにせよ、覚えてない分、より一層楽しめている。

    お喋りはまだできないが、言われたことはそこそこわかっているようだ。で、「さとしくん」と呼んだら手をあげる芸を仕込み始めているのだが、なかなかできない。たまにできた(ように見えた)時には、盛大に拍手をしながら「上手っ!」と褒めまくる。繰り返すうちに、何を勘違いしてか、「さとしくん」と呼ばれると、手をあげることなしに、うれしそうに拍手するようになった。それって、間違えてますから…。

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