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高齢者の車の運転[エッセイ]

No.5212 (2024年03月16日発行) P.64

内藤裕史 (筑波大学名誉教授)

登録日: 2024-03-17

最終更新日: 2024-03-12

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  • 私は92歳。脊椎圧迫骨折の後遺症に対し数年前に脊椎後方固定術を受け、歩行器なしでは歩くことも立っていることもできない障がい者である。高速道路の運転は20年前にやめ、長距離運転もやめ、運転は慣れた道を半径5km以内、夜間視力の低下を自覚したので1年くらい前から日没後の運転はやめているが、ゴールド免許で毎日車を運転し、出歩いている。

    ネットバンクで送金はできるが、現金は出てこない。郵便局も窓口まで行かないと書留や小包は送れないし、振り込みもできないし現金も出てこない。コンビニも近くにあるとはいえ、歩行器にとってバリアの連続である。仕事上、筑波大学の中央図書館に医学図書館、そして市立図書館を回らなければならない。それに日常生活の買い物が加わる。原稿の推敲をする第二の書斎の喫茶店に行くにも車を使う。

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