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New専門医を目指すケース・メソッド・アプローチ 腎臓疾患<第3版>

専門医試験対策のロングセラー、待望の第3版!

定価:7,776円
(本体7,200円+税)

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編: 柏原直樹(川崎医科大学腎臓・高血圧内科学講座主任教授)
判型: B5判
頁数: 512頁
装丁: 2色刷
発行日: 2017年12月15日
ISBN: 978-4-7849-5502-2
版数: 第3版
付録: -

■問題を解いていくことで症例を疑似体験し、知識・臨床力を身につけることができるケース・スタディ問題集 New専門医シリーズの「腎臓疾患」第3版!
■今版では、第2版から症例内容&問題を一新。また、近年の新規抗がん剤やオンコネフロロジーも踏まえて「癌薬物療法時の腎障害」や、疾患概念が確立された「IgG4関連腎臓病」などの新規項目を追加しました。
■現場の第一線で活躍する専門医たちが、実際に経験した症例をもとに、教育的な配慮をほどこし問題を作成しました。実臨床に応用できるケース・スタディ47症例を収載。

診療科: 内科 腎臓内科

目次

CASE01 眼瞼浮腫を主訴に受診した14歳女児
CASE02 下腿浮腫を主訴に受診した68歳男性
CASE03 両下腿浮腫からネフローゼ症候群と診断され,精査・加療目的で入院と
なった33歳男性
CASE04 IgA腎症フォロー中に浮腫が生じた63歳男性
CASE05 3 年前から健診で指摘されている尿検査異常の精査のため外来受診した
44歳女性
CASE06 下肢および足背に点状出血斑が出現し,強い腹痛を呈した6歳女児
CASE07 術後にMRSAに感染し無尿をきたした60歳代男性
CASE08 抗菌薬不応性の発熱,好酸球増多と腎機能低下をきたした68歳男性CASE09 感冒を契機にした腎不全経過中に低酸素血症を呈した58歳女性
CASE10 C型肝炎・生活習慣病ともに無治療の中,ネフローゼ症候群を発症した58歳男性
CASE11 尿蛋白が出現した全身性エリテマトーデスの59歳女性
CASE12 検尿異常を伴わない腎障害を認めた63歳女性
CASE13 関節リウマチの経過中に尿蛋白の出現した54歳女性
CASE14 皮膚硬化を伴い高度な急性腎障害を呈した50歳女性
CASE15 蛋白尿と高血圧を指摘され,数年後に浮腫を自覚した25歳男性
CASE16 四肢末端の痛みから遺伝性の腎疾患の疑いがあり,酵素補充療法を目的に
入院した49歳男性
CASE17 血尿・蛋白尿を認める7歳男児
CASE18 突然の下腿浮腫を主訴に受診した40歳女性
CASE19 左膝骨肉腫の薬物治療中にCr値上昇を認めた14歳男性
CASE20 高血圧とともに蛋白尿を指摘され受診した64歳男性
CASE21 高血圧と高血糖から全身性浮腫を認めた60歳男性
CASE22 糖尿病の治療中に下腿浮腫が出現した64歳男性
CASE23 IgA腎症寛解後に尿蛋白陽性を指摘された51歳男性
CASE24 関節腫脹,関節痛とともに腎機能障害をきたした58歳男性
CASE25 運動後に急性腎障害を発症した16歳男性
CASE26 高度蛋白尿,下腿浮腫を認めた65歳男性
CASE27 多発性骨髄腫の経過観察中に腎機能低下を認めた75歳女性
CASE28 若年性高血圧症と頭痛・不明熱を伴った20歳女性
CASE29 両下肢脱力から大腿筋痛と上肢の脱力を自覚するようになった低カリウム
血症の36歳女性
CASE30 糖尿病通院中に腎機能低下を認め,感冒様症状が増悪し呼吸困難で救急搬送
された40歳男性
CASE31 外科手術後に多尿を認めた65歳男性
CASE32 筋力低下を主訴に来院した1歳女児
CASE33 感染性腸炎が疑われたが褐色尿がみられ救急外来を受診した18歳男性
CASE34 感冒様症状後に著しい高血圧と高度腎障害,肝障害を呈した39歳女性
CASE35 妊娠中,高血圧と蛋白尿をきたした40歳女性
CASE36 突然血清Cr 値が上昇した63歳女性
CASE37 ヨード造影剤を使用した処置後に血清Cr 値の上昇を認めた65歳男性
CASE38 乏尿を呈したStanfordB型急性大動脈解離の52歳男性
CASE39 マラソン後に赤褐色尿を認めた65歳男性
CASE40 腹部大動脈瘤ステントグラフト内挿術施行1カ月後から急速な腎機能低下を
きたした68歳男性
CASE41 腹膜透析治療中に排液混濁と腹痛を訴えた46歳男性
CASE42 血液透析中にintact-PTH値,血清P値上昇がみられた78歳女性
CASE43 緩徐な握力低下と手のしびれを訴える,長期慢性維持透析中の74歳女性
CASE44 両下肢の皮膚潰瘍・紫斑・疼痛を主訴として受診した59歳男性
CASE45 高血圧,腎機能障害に加え,尿潜血も認めた43歳男性
CASE46 移植後糖尿病があり蛋白尿が出現した54歳男性
CASE47 健診にて,腎機能障害と腎腫大を指摘され受診した62歳男性
【一般問題】

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序文

第3版 序

2007年に『New専門医をめざすケース・メソッド・アプローチ 腎臓疾患』の初版が
出版されました。以来,10年が経過し,この間,多くの若い医師達が本書を手に取り,専門医の資格を取得してきました。臨床医学は眼前のひとりの患者の診療から始まり,得られた知見は集合知となり,再び臨床の現場に還元されて行きます。診療現場こそが,医学の原点といえるでしょう。網羅的に知識が記述された書籍も必要ですが,実際の診療に応用できる実力を培うには,ケーススタディが最適です。その有効性が支持され,版を重ねることができてきたといえるでしょう。
執筆者はこの領域を代表する専門家であり,患者を前にしてベッドサイドで行われる
懇切な指導が誌上で再現されています。第一級の臨床医が,症状,所見を深く洞察し,いかにして正確な診断に至るのか, 臨床推論の力が惜しみなくつぎ込まれています。深く熟考する優れた臨床医の横顔が見えてきます。執筆者が実際に経験された症例をもとに,教育的な配慮を施し執筆いただきました。執筆いただいた先生方にあらためて敬意を表したく存じます。
腎臓のミッションは内部環境の恒常性を維持することにありますから, 多くの場合,腎臓病は全身疾患でもあります。腎臓病診療を通して全身を診る力がつきます。第3版では,腎臓病領域の診療の進歩に鑑み,内容を全面的に改訂しました。近年,多くの新規抗がん剤が登場しています。抗がん剤治療に関連して生じる腎障害,あるいは悪性腫瘍を合併した腎障害患者を診療する機会も増えてきました。オンコネフロロジーという学術分野も生まれています。これを受けて,新たに「癌薬物療法時の腎障害」の項目を加えました。近年になり急速に病態解明が進み,疾患概念が確立されたものにIgG4関連疾患があります。IgG4関連腎臓病の項目を追加しています。前版にならい,主に知識を問う問題を各著者に出題して頂き,巻末に一般問題として収載しました。読者の知識の整理に役立つものと思います。
おりしも,来年度から日本専門医機構による新たな専門医制度が始まります。専門医は「それぞれの診療領域における適切な教育を受けて,十分な知識・経験を持ち,患者から信頼される標準的を提供できるとともに,先端的な医療を理解し情報を提供できる医師」と定義されています。本書を用いることで,腎臓領域の必要な知識が身につき,国民と社会から信頼される専門医に近づくことができるでしょう。

最後になりましたが,本書の企画にご賛同頂き,ご多忙をきわめる中で,時間を割いてご執筆下さった先生方に厚く御礼申し上げます。

2017 年11月 柏原直樹

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