株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

埋伏歯

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-07-25
小野田紀生 (亀田総合病院歯科口腔外科医長)
田村英俊 (亀田総合病院歯科口腔外科部長)
    • 1
    • 2
  • next
  • ■疾患メモ

    埋伏歯とは,歯冠の一部,またはすべてが顎骨内や歯肉に埋伏し,未萌出の歯牙のことをいう。部位的には上下智歯(図ab),犬歯(図e),第二小臼歯(図c)の順に多く,上顎正中(図d)に過剰歯が埋伏していることもある。歯列不正や萌出歯数不足などでX線撮影し,発見されることが多い1)

    19_23_埋伏歯

    埋伏歯の生じる原因は,乳歯の晩期残存,萌出スペースの不足,顎骨嚢胞,顎骨腫瘍などの局所的要因によるものが多いが,くる病,Gardner症候群,骨形成不全症候群,鎖骨頭蓋異形成症,甲状腺機能低下症などの全身的要因に随伴して認められる場合もある。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    完全に埋伏している歯牙の場合,自覚症状はほとんどないが,嚢胞や腫瘍を伴うような埋伏歯の場合,その増大に伴い,口腔内に腫脹,波動を触知することもある。また,一部萌出しているような半埋伏歯の場合,周囲歯肉に炎症症状を引き起こし,疼痛,腫脹を生じることが多い。

    【検査所見】

    口腔内所見:視診,触診にて歯肉,骨の膨隆,腫脹,圧痛などを確認する。

    X線所見:パノラマX線撮影,歯科用デンタル撮影にて埋伏している部位,隣在歯との位置関係などを確認し,解剖学的に重要な神経,鼻腔,上顎洞などに近接していないか確認する。

    1166疾患を網羅した最新版
    1361専門家による 私の治療 2019-20年度版 好評発売中


    書籍版(本体9,000円+税)の詳細は
    コチラより
    書籍版よりも4,000円お得なPDF版(本体5,000円+税)の購入は
    コチラより

    コンテンツサービスについて

    2ページ目以降は、書籍版またはPDF版購入者か有料会員のみご覧いただけます。
    ログインした状態でないとご利用いただけません ログイン画面へ
    新規会員登録・シリアル登録の手順を知りたい 登録説明画面へ
    その他のWebコンテンツや電子書籍を知りたい コンテンツ一覧へ

    • 1
    • 2
  • next
  • 関連記事・論文

    page top