株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

菊池大輔「With COVID-19時代の内視鏡検査」(質疑応答【動画版】)

2021/11/18

【Web医事新報チャンネル】~2022/5

質疑応答【動画版】では、現場の臨床医の先生方から実際に寄せられた質問・疑問を取り上げ、専門家が最新の知見・データに基づいてわかりやすく解説します。
今日のテーマは「With COVID-19時代の内視鏡検査」。虎の門病院消化器内科部長の菊池大輔先生にご回答いただきます。
(視聴時間15分・2021年10月8日収録)

【Question】

  • With COVID-19時代に消化器内視鏡検査を行う際、特に留意すべき点は何でしょうか?(00:29)
  • 内視鏡検査では接触感染や飛沫感染に加え、エアロゾル感染への対策も重要とされていますが、具体的にどのような対策が有効でしょうか?(02:07)
  • ご紹介いただいた「ビニール袋とコンドーム(もしくはバルサマウス)を用いた方法」で感染はしっかり防御できていますか?(06:43)
  • COVID-19パンデミックが内視鏡診療・検査に与えた影響は?(07:38)

【菊池先生に編集部から質問】

  • 「現在の診療科(消化器内科)を選んだ理由」「どのようなやりがいを感じているか」「今後取り組みたいこと」を教えてください。(10:52)

編集メモ~ここがポイント!

  • COVID-19流行下の内視鏡検査については、日本消化器内視鏡学会の提言など多くのrecommendationが出されている
  • 最初に考えるべきことは、患者の感染リスクの層別化。リスクに応じて内視鏡検査を実施すべきか、実施するならどのようなPPE(個人用防護具)を装着するかを判断する
  • COVID-19流行後、従来の感染対策に「患者を適切にシールドする」というステップが加わった
  • 虎の門病院の内視鏡診療では「ビニール袋とコンドーム(もしくはバルサマウス)を用いたシールド」を実臨床で試みている
  • COVID-19は内視鏡診療に大きなインパクトを与えた。今までとは違うスタンダードが少しずつ定着していくだろう

【関連情報】

日本消化器内視鏡学会「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への消化器内視鏡診療についての提言(改訂第8版)」(2021年6月15日)

【関連記事】

[質疑応答~プロからプロへ]With COVID-19時代に内視鏡検査を行う際、注意すべき点は? (日本医事新報2021年7月31日号掲載)

[質疑応答~プロからプロへ]大腸憩室出血に対する有効な治療法は? (日本医事新報2021年10月23日号掲載)

page top