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変形性足関節症

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-03-28
田中康仁 (奈良県立医科大学整形外科学教室教授)
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  • ■疾患メモ

    発症頻度は変形性関節症全体の4%程度と比較的稀な疾患であるが,超高齢化に伴い治療する機会も増えている。

    捻挫や骨折などの外傷や,扁平足や凹足などの形態異常が原因となり,慢性的な経過で発症する。

    外反型と内反型があるが,わが国では変形性膝関節症と同様に内反型が多い。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    足関節痛が主訴で,安静時には痛くないが,歩いたときに疼痛が出現する。

    関節の腫脹や立位での足関節の内反・外反変形をチェックする。

    関節可動域は,末期になるまで制限されないことも多い。

    【検査所見】

    足関節正面ならびに側面X線像は,関節裂隙の狭小化の評価を行うために立位で撮影する。

    病期は荷重時足関節正面X線像にて判定する(1)2)

    15_04_変形性足関節症

    隣接関節の障害の評価や手術シミュレーションにはCTが有用である。

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