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コロナ禍で運動量が落ちている高齢者に運動をうまく勧めるコツは?

No.5145 (2022年12月03日発行) P.50

緒方浩美 (みみはら高砂クリニック/耳原鳳クリニック)

細井雅之 (大阪市立総合医療センター糖尿病内科部長)

登録日: 2022-11-30

最終更新日: 2022-11-29

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  • コロナ禍で運動量が落ちている高齢者に運動をうまく勧めるコツをご教示下さい。
    大阪市立総合医療センター・細井雅之先生にご回答をお願いします。

    【質問者】

    緒方浩美 みみはら高砂クリニック/耳原鳳クリニック


    【回答】

     【高齢者でも「筋肉は裏切らない」,ゆっくり筋トレを】

    コロナ禍で外出を控えている方には,ぜひ室内で可能な「ゆっくり筋トレ」をお勧めします。「筋肉は裏切らない」。これは順天堂大学谷本道哉先生の名言です。高齢者でも筋トレの効果は約束されています。しかも室内で,安全に,道具もなしで,無料でやって頂けます。これはゆっくり行うとレジスタンス運動になります。

    レジスタンス運動というのは,おもりや抵抗負荷に対して動作を行う運動で,腹筋,ダンベル,腕立て伏せ,スクワットなどです。筋肉量が増加し,筋力増強効果が期待できます。いわゆる「筋トレ」です。そもそも「レジスタンス」とは「抵抗」という意味で,抵抗負荷に対して力を入れる運動です。

    残り417文字あります

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