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ピロリ除菌治療パーフェクトガイド 第3版

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第3版 序 文

執筆者一覧(執筆順)

第1章 除菌治療を行うために必要な知識 ─保険診療で認められた除菌治療が基本!

1 除菌治療が必要な人は? ヘリコバクター・ピロリ胃炎

2 ピロリ感染を診断する 侵襲的検査法,非侵襲的検査法と診断の補助

3 除菌治療の初回の方法 保険認可の3剤併用療法

4 除菌判定の時期と方法 尿素呼気試験,便中ピロリ抗原検査を中心に

5 除菌治療に失敗したら二次除菌治療 保険認可の二次除菌治療

6 治療前に患者さんに説明すべきこと 成功率と副作用,そして除菌後の注意

7 保険診療の実際 レセプトの書き方

第2章 除菌治療の効果

1 ピロリ胃炎の内視鏡診断と除菌後の変化 「胃炎の京都分類」に基づいて

2 潰瘍の治療はこう変わった! 潰瘍ガイドラインでの除菌治療の位置づけ

3 潰瘍であればすべて除菌治療が有用か? NSAIDs・低用量アスピリン潰瘍でのピロリ除菌

4 胃MALTリンパ腫の除菌治療の問題点 遺伝子異常と長期予後

5 特発性血小板減少性紫斑病の治療 ピロリ陽性例では除菌が第一選択の治療

6 除菌治療で治る胃ポリープ 除菌治療で治るのは胃過形成性ポリープ

7 除菌治療と機能性ディスペプシア・胃食道逆流症 最近のエビデンス

8 その他,除菌治療が有効とされる疾患は? 有効性が報告されている鉄欠乏性貧血,パーキンソン病,糖尿病,心血管疾患,慢性蕁麻疹,片頭痛,遺伝性血管浮腫,中心性漿液性脈絡網膜症

第3章 除菌治療の応用

1 除菌療法の歴史的変遷 除菌率と安全性を考慮し選択されてきたレジメンの変遷

2 除菌治療と酸分泌抑制 P-CABの話題を加えて

3 一次・二次除菌治療に失敗したら,三次除菌 JAPAN GAST Study Group(JGSG),東京HP研究会の検討をふまえて

4 小児の除菌治療方法と対象疾患

5 小児の感染診断・除菌判定のポイントと感染予防の指導

6 高齢者,胃癌術後の患者,妊婦などのピロリ除菌治療 それぞれの特徴を理解して治療を行うために

7 ペニシリンアレルギー患者の除菌治療 薬疹がみられた例をどうするか?

8 除菌治療に伴う問題点 除菌に伴う副作用,除菌後の経過に注意

9 除菌後に逆流性食道炎は増加するか? 除菌後に発生する逆流性食道炎の多くは軽症だが,食道裂孔ヘルニアや胃粘膜萎縮が認められる症例では注意!

10 ピロリ菌の再出現 再燃か? 再感染か?

第4章 ピロリ菌とは? ─患者さんの質問に答えるために

1 「ピロリ菌ってどんな菌ですか?」と聞かれたら 電子顕微鏡で見るピロリ菌

2 「ピロリ菌はどこにいるのですか?」と聞かれたら 顕微鏡で見た胃粘膜および胃粘液中のピロリ菌

3 「いつ,どのように感染するのですか?」と聞かれたら 感染経路と主な感染年齢

4 「ピロリ菌は悪い菌ですか?」と聞かれたら 「悪い菌です」と言える根拠

5 「ピロリ感染はどのような疾患と関係しているのですか?」と聞かれたら ピロリ感染が引き起こす様々な疾患

6 「ピロリ感染と胃癌は本当に関係しているのですか?」と聞かれたら 動物実験で証明されたピロリ感染・除菌と胃癌

7 「除菌治療で胃癌の予防ができるのですか?」と聞かれたら 「はい,予防できます。ただし,除菌後も長期の内視鏡フォローアップが必要です!」

第5章 ピロリ除菌治療と胃癌

1 ピロリ菌の基礎知識 知っておきたいピロリ菌の細菌学的特徴

2 ピロリ感染・胃炎・胃癌の連鎖 ピロリ感染による胃炎と胃癌とはどのような関連があるのか

3 疫学的にみたピロリ感染症

4 除菌治療による胃癌の予防効果

5 ピロリ除菌による胃癌撲滅計画とWHOのがん研究機関(IARC)から発表された報告書 世界とわが国のピロリ除菌と胃癌撲滅へ向けての今後の方向性

6 除菌後に発見される胃癌の特徴と診断のポイント 除菌後のサーベイランスのために

7 除菌治療の胃癌リスク分類への影響 ABC分類は胃癌検診のgateway

8 ピロリ未感染胃に発生する胃癌の頻度と特徴 ピロリ菌の関与のない胃癌はあるか?

ピロリ除菌治療役立ちコラム

コラム1 ピロリ感染の診断と治療の保険承認の歴史

コラム2 除菌治療後に潰瘍が発生した?!

コラム3 いつからピロリ菌と呼ばれるようになったのか?

コラム4 検診受診患者の胃癌発見率からみた除菌治療の胃癌抑制効果

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