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「アメナリーフ」、1日1回投与で帯状疱疹に効果[新薬FRONTLINE]

No.4871 (2017年09月02日発行) P.23

登録日: 2017-08-31

最終更新日: 2017-08-30

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マルホ:「アメナリーフ」、1日1回投与で帯状疱疹に効果

マルホは近く、新規作用機序の抗ヘルペスウイルス薬「アメナリーフ錠200mg」(一般名:アメナメビル)を発売する。「帯状疱疹」を効能・効果として7月3日に製造販売承認を取得。8月30日付で薬価収載された。薬価は200mg1錠1469.70円。

アメナリーフは、アステラス製薬によって創製された、非核酸類似体のアメナメビルを有効成分とする抗ヘルペスウイルス薬。ウイルスのDNA複製に必須の酵素であるヘリカーゼ・プライマーゼ複合体の活性を阻害することで、水痘・帯状疱疹ウイルスの増殖を抑制するとされている。

国内で帯状疱疹患者を対象に実施した臨床試験では、1日1回400mg食後投与での有効性が確認された。主に糞中に排泄されるため、腎機能による薬物動態への影響が小さく、クレアチニンクリアランスに応じた投与量設定の必要がない点も特徴とされている。

添付文書の「重要な基本的注意」には、①発病初期に近いほど効果が期待できるため、早期に投与を開始する(目安として皮疹出現後5日以内に投与を開始することが望ましい)、②原則として7日間使用し、改善の兆しが見られないか悪化する場合には、速やかに他の治療に切り替える―と明記されている。

●「アメナリーフ錠」の効能・効果/用法・用量
【効能・効果】帯状疱疹
【用法・用量】1回400mg(2錠)を1日1回食後に経口投与


田辺三菱製薬/第一三共:DPP─4阻害薬とSGLT2阻害薬の配合剤「カナリア」登場

田辺三菱製薬と第一三共は近く、国内初のDPP─4阻害薬とSGLT2阻害薬の配合剤「カナリア配合錠」(写真)を発売する。「2型糖尿病」を効能・効果として7月3日に製造販売承認を取得。8月30日付で薬価収載された。薬価は1錠300.30円。

カナリアは、選択的DPP─4阻害薬「テネリア錠」(一般名:テネリグリプチン)とSGLT2阻害薬「カナグル錠」(一般名:カナグリフロジン)の配合剤。DPP─4阻害薬による血糖値に応じたインスリン分泌促進作用と、SGLT2阻害薬による尿糖排泄促進作用という、2つの異なる作用機序による血糖降下作用を併せ持ち、テネリグリプチンとカナグリフロジンの併用による治療が適切と判断される場合に限り使用する。

国内の臨床試験では、テネリグリプチン単独投与で血糖コントロールが不十分な患者において、長期(52週)にわたり優れたHbA1c低下効果を示したとされている。また、各単剤による併用療法よりも服薬錠数を低減できるため、アドヒアランスの向上が期待されている。

なおカナリア配合錠については、新薬の処方日数制限(14日ルール)を外すことが8月23日の中医協で決まっている。

●「カナリア配合錠」の効能・効果/用法・用量
【効能・効果】2型糖尿病(テネリグリプチンとカナグリフロジンの併用による治療が適切と判断される場合に限る) 【用法・用量】1日1回1錠を朝食前または朝食後に経口投与

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