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後発品メーカーの再編求める声相次ぐ [中医協薬価専門部会]

No.4772 (2015年10月10日発行) P.9

登録日: 2015-10-10

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中医協の薬価専門部会が9月30日に開催され、後発医薬品の使用促進をテーマに関係団体からヒアリングを実施した。
会合では、後発医薬品の品目数とメーカー数の多さを問題視する声が相次いだ。中川俊男委員(日医)は品目数が多いことで卸の在庫負担が増しているとし、「後発医薬品メーカーの再編と品目数の絞り込みが、流通と品質の改善につながっていくのではないか」と指摘。
これを受け、吉田逸郎日本ジェネリック製薬協会会長は、「各企業の努力が反映される薬価制度など健全な競争が行われる仕組みが整備されれば、メーカーの数も自然に淘汰されていくのではないか」との見方を示した。
同協会は薬価制度改革に向け、(1)後発医薬品が初収載される際の薬価は、先発医薬品の0.6掛け(一部0.5掛け)を維持、(2)既収載の後発医薬品については、長期収載品の市場実勢価格を基準とせず、後発医薬品のみの市場実勢価格を基にした、3つの価格帯で設定する─の2点を要望した。


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