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武田薬品工業:潰瘍性大腸炎の新たな治療選択肢「エンタイビオ」発売へ[新薬開発・販売 FRONTLINE]

No.4916 (2018年07月14日発行) P.15

登録日: 2018-07-12

最終更新日: 2018-11-28

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武田薬品工業は7月2日、潰瘍性大腸炎治療薬「エンタイビオ」(一般名:ベドリズマブ)の製造販売承認を取得したと発表した。

エンタイビオは、腸管選択的に免疫反応を調節する新しい作用機序を有する生物学的製剤。中等症から重症の潰瘍性大腸炎またはクローン病に対する治療薬として、これまでに60カ国以上の国で承認を取得している。

国内の中等症から重症の活動期潰瘍性大腸炎患者292名を対象としたCCT-101試験でベドリズマブ(エンタイビオ)は、導入期の主要評価項目の「10週目改善率」ではプラセボ群との比較で統計学的に有意な差がみられなかったものの、維持期の主要評価項目の「60週目寛解率」ではベドリズマブ群56.1%、プラセボ群31.0%と統計学的な有意差が認められた。

臨床成績を踏まえ、添付文書には「過去の治療で他の薬物療法(ステロイド、アザチオプリン等)等の適切な治療を行っても、疾患に起因する明らかな臨床症状が残り、本剤の投与が適切と判断した場合に投与する」と明記された。

北里大北里研究所病院の日比紀文氏は「近年、国内の潰瘍性大腸炎患者数は増加傾向にある。エンタイビオが治療選択肢に加わることは、潰瘍性大腸炎の診療がまた一歩前進したことを意味している」とコメントしている。

「エンタイビオ」の効能・効果/用法・用量
【効能・効果】中等症から重症の潰瘍性大腸炎の治療・維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る) 
【用法・用量】1回300mgを点滴静注。初回投与後2週、6週に投与し、以降8週間間隔で点滴静注

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