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まずはこうする!次の一手はこれだ! 糖尿病治療薬最新メソッド

専門医の匙加減を余すところなく開陳!

定価:5,076円
(本体4,700円+税)

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監修: 弘世貴久(東邦大学医学部内科学講座糖尿病・代謝・内分泌学分野 教授)
編著: 内野 泰(東邦大学医学部内科学講座糖尿病・代謝・内分泌学分野 講師)
編著: 熊代尚記(東邦大学医学部内科学講座糖尿病・代謝・内分泌学分野 講師)
判型: A5判
頁数: 344頁
装丁: 2色刷
発行日: 2016年02月18日
ISBN: 978-4-7849-5407-0
版数: 第2版
付録: -
第3版はこちら
●糖尿病患者さんの病態は千差万別。ますます増える治療選択肢から何をチョイスすればよいのか,患者パラメータで切って解説しました!€
●低血糖を回避するには?急激な体重増加を防ぐには?薬剤切り替えの妙,組み合わせの技がわかります。€
前版発行時には未発売だったSGLT2阻害薬の処方も収載。€
●前版の症例をほぼ入れ替えて処方設計を改めて提示しました。
●認知症合併患者さんの場合など,前版に新たな症例もプラス。

目次

1章 肥満度から考える治療法
1.高度肥満,運動嫌い,食欲旺盛な中年男性
2.肥満を気にする中年女性,インスリン拒否
3.ここ数年で体重増。健診で引っかかった30代サラリーマン
4.中等度肥満,経口薬服用中だが,HbA1c下がらず
5.痩せ,食事も運動も守られているにもかかわらずコントロール不良

2章 HbA1cから考える治療法
1.HbA1cが高止まり,薬物療法に迷う
2.超高齢者,どこにHbA1cの目標を置くべきか
3.HbA1cが期待したほど下がらない。期待した経口薬があまり効かない
4.HbA1cが変動するが,理由不明
5.30歳代,HbA1c安定だが,もう少しコントロールが必要

3章 年齢から考える治療法
1.若 年
2.30歳代
3.50歳代
4.70歳代
5.90歳超

4章 職業から考える治療法(運動不足・肉体労働・不規則な生活など)
1.接待の多いビジネスマン
2.建設現場・肉体労働者
3.医療従事者,夜勤あり
4.海外出張頻繁
5.座ったままほとんど動かない頭脳労働者

5章 空腹時血糖から考える治療法
1.110mg/dL以上,治療歴なし
2.126mg/dL以上,治療はしているが,意欲はなし
3.200mg/dL以上,典型的な糖尿病患者,できることはまだあるか
4.400mg/dL以上,すぐになんとかしないと…
5.高齢者。最近,空腹時血糖が逆に低すぎるが…

6章 食後血糖から考える治療法
1.数年前に比べ,食後血糖が明らかに高い50歳代男性
2.肥満+食後高血糖
3.やせ+食後高血糖
4.スポーツをやめて数年,食後血糖値が徐々に…
5.食後高血糖の持続時間が長い

7章 罹病期間から考える治療法
1.5年,服薬アドヒアランス最悪
2.10年,働き盛り,歩く生活習慣病
3.20年,インスリン療法への切り替え時期に悩む
4.30年,合併症対策に苦慮
5.40年超,脳血管障害罹患後5年

8章 腎障害の程度から考える治療法
1.腎機能が低下してきたインスリン療法中の患者
2.腎機能が低下してきた経口薬治療中の患者
3.高血圧・高血糖ともに改善せず
4.第4期・腎不全
5.第5期・透析中

9章 糖尿病合併症から考える治療法
1.自律神経障害が出てきて訴えが多くなった。指導が難しい高齢女性
2.しびれる,眠れない,気分が滅入る…
3.妊婦。血糖をコントロールしているのに,網膜症が…
4.足病変の危険性を察知。内科医としてできることは…
5.高齢者の頻回に繰り返す低血糖昏睡
6.眼が見えない。視力低下あり

10章 その他の合併症・併発症から考える治療法
1.感染症が慢性化。手に負えない…
2.ステロイドをやめられない
3.肝炎ありで,糖尿病
4.他にも血糖を左右する要因あり
5.悪性腫瘍と糖尿病
6.認知症あり

11章 薬剤を整理したい(このケースならこう変えられる)
1.副作用のためα-GIが使えない軽度糖尿病患者
2.SU薬一本やりで10年。もっとモダンな治療を
3.DPP-4阻害薬の切れ味が悪い
4.メトホルミン不発,次は,その次は
5.basal-bolus療法からbasal supported oral therapy(BOT)へ
6.インスリンをやめたい・回数を減らしたい
7.二相性インスリンアナログ製剤に経口血糖降下薬をプラス
8.BOTで上手くいかないとき

12章 特殊な糖尿病
1.SPIDDM(緩徐進行1型糖尿病)
2.妊娠糖尿病
3.小児の2型糖尿病

13章 その他のケース
1.経済的に苦しい…
2.インスリンは絶対イヤと言い張る
3.運動ができない
4.すべてのパラメータが微妙
5.特別な糖尿病(内分泌疾患を伴う2型糖尿病)
6.独り暮らしで自己管理できない

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序文

2013年刊行の『糖尿病治療薬最新メソッド』初版は,我々の予想以上に売れ行き好調で,すぐに増刷といううれしいニュースも入ってきました。症例の特徴を1つ挙げて,そんな患者のフローチャート的な治療法を紹介するというのはわが国では初めての試みだったからでしょう。何も特徴なしにフローチャートを作成する困難さについては初版の序文に書かせて頂きました。ただ,少し患者背景を絞るだけである程度処方パターンは見えてくるのだということを我々も実感することができました。
€
折しも初版発行後,たった1年で新しい経口糖尿病治療薬のSGLT2阻害薬が発売され,いくつかの新しいインスリンアナログ,GLP-1受容体作動薬も発売されました。特にSGLT2阻害薬はその副作用がクローズアップされ,日本市場での伸びがほとんどなかった中で2015年9月のEMPA-REGアウトカムの発表(標準的な治療では血糖コントロールが不十分で,心血管疾患の既往のある2型糖尿病患者において,エンパグロフロジンを追加すると,心血管疾患による死亡,心血管イベント,全死亡の発症率を低下させた)があり,循環器内科の先生方の反応が大変なことになっています。この薬,まだまだ現時点では如何様な評価ともなりそうな状況です。

€このような状況の中,進化した『糖尿病治療薬最新メソッド』をご覧頂きありがとうございます。読者の先生方のご批判が次の最新メソッドの進化の源となることでしょう。忌憚のないご意見をよろしくお願い致します。

€2016年1月

東邦大学医学部内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌学分野 弘世貴久

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