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Dr.徳田の診断推論講座

Dr.徳田の人気シリーズ第3弾!

定価:3,300円
(本体3,000円+税)

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著: 徳田安春(地域医療機能推進機構(JCHO)本部顧問)
判型: 四六判
頁数: 184頁
装丁: 2色刷
発行日: 2015年12月11日
ISBN: 978-4-7849-4342-5
版数: 第1版
付録: -

●カリスマ総合診療医・徳田先生の人気シリーズ第3弾!€

●症例を挙げながら要点を厳選して解説しています。診断推論を学びたい人にぴったりの入門書です。
●問診で必要な情報を漏らさないためのOPQRSTやMISIAなど、初学者が覚えやすいチェックリストも多数紹介。€
●ときどき登場するマンガで息抜きしながら楽しく学べます。
●大好評の姉妹本『Dr.徳田のバイタルサイン講座』『Dr.徳田のフィジカル診断講座』もあわせてどうぞ! 

目次

1章  総 論
1 診断推論の基礎
2 症状分析
3 システムレビュー
4 病歴の達人MISIAとは?
5 病原体接近遭遇STSTAE


2章  各 論
1 胸痛・胸部不快感
2 頭痛・頭重感
3 腰痛・背部痛・頸部痛
4 腹痛
5 発熱
6 咳・血痰・喀血
7 呼吸困難
8 下痢と便秘
9 消化管出血
10 黄疸
11 腹部膨満
12 関節痛
13 めまい
14 認知症
15 倦怠感

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序文

医師の仕事は大きく診断と治療に分けられ,患者を「よく診る」ために,正しい診断を行うことは重要である.病気によっては緊急性の高いものもあり,その場合は診断の迅速性も問われる.また,病期のタイミングで治療可能性のある疾患も,やはり迅速な診断が求められる.
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一方で近年は,医療安全と質改善への要求が強く求められている.従来の医療安全への介入は,システム要因を対象としたものが多かったが,医師の診断精度もさらに良くしていくべきとする声が挙がっている(2015年米国Institute of Medicine:IOMの報告書など).診断エラーを研究し議論する学会(Diagnostic Error in Medicine Conference:DEM Conference)も毎年開催され,診断向上のための学会(Society to Improve Diagnosis in Medicine:SIDM)も活動を開始した.
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このような状況の中で,正確でタイムリーな診断を行うための学習がすべての医師・研修医・医学生に求められている.具体的には,患者さんの最終診断をできるだけフォローしていくべきである(Pat Croskerry医師の推奨するFeedback Sanction).また,症例検討会などに積極的に参加し,最新の症例報告にも関心を持つこと.さらには,疾患の頻度(事前確率)や症候の尤度比などのデータについて,必要なときに参照することで分析的な診断が可能となる.
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総合系の医師にとって,正確でタイムリーな診断のスキルアップで最も重要なことは,「症候学」に習熟して,日頃から病歴聴取と診察を丁寧に行うように努めることである.これまでのシリーズ『Dr.徳田のバイタルサイン講座』『Dr.徳田のフィジカル診断講座』では診察を取り上げたが,今回は症候学を取り上げた.これによって,診断スキルをアップできる3部作の完成版を出すことができたものと考えている.読者の皆さんが,このシリーズ3部作を通して読んでいくことで,私がこれまでの臨床医学の学習で習得した知識を消化吸収し,その診断力をアップさせることができたら,著者として最大の喜びである.
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本書は「週刊 日本医事新報」誌上の連載が元となり,好評の短い「マンガ」を追加して,さらにレイアウトや本文を読みやすく調整したものである.日本医事新報社の皆さんにはとてもお世話になった.この講座シリーズがここまで継続できたのは,ひとえに読者の皆さんの応援による.深く御礼を申し上げたい.
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2015年10月吉日 東京品川で   著  者

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レビュー

【書評】Dr.徳田の総合診療3部作が完結!

小泉俊三 一般財団法人東光会七条診療所(京都)所長/佐賀大学名誉教授
30年以上にわたる紆余曲折を経て、ようやく総合診療が19番目の基本診療科として位置づけられた。高齢社会の到来とともに、地域コミュニティーで多職種の医療職チームによってシームレスに展開されるケア・サイクル型地域包括ケアモデルへと医療の重点が移りつつあることを反映した総合診療専門医制度であるが、ケア提供の場や求められる医師像についての議論と並行して、総合診療教育の現場では新しいリーダーの活躍が目覚ましい。

Dr. 徳田こと徳田安春医師はそのトップランナーの1人であり、現在、JCHO本部顧問として“闘魂”を旗印に全国の研修病院で若い医師を鼓舞しておられる。また、「保健医療2035提言書」策定メンバーの1人でもあり、まさに若手のホープと呼ぶにふさわしい。

本書は、『Dr. 徳田のバイタルサイン講座』(2013年)、『Dr. 徳田のフィジカル診断講座』(2014年)に続く3部作の第3作目であるが、これまで徳田先生が研鑽されてきた判断科学や、是非後輩に伝えたいと思っておられる症候学が、実にコンパクトにわかりやすくまとめられているのが特徴である。いいかえると、様々の症状や疾患に関する概念が徳田先生の頭の中でどのように整理されているのか、そのエッセンスをそっくりそのまま知ることができる。特に総論では、2002年にノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンの近著『Thinking, Fast and Slow』に照応する直観(fast)と分析(slow)を2つの柱に臨床医の基本姿勢が示されているが、これは、EBMの原点そのものでもある。各論では、最初に「症例」が提示され、重要ポイントが簡明な図や表にまとめられているだけでなく、いくつかの章では、漫画になったクリニカルパールで締めくくられていて、ビジュアルに“燃えるカンファレンス”の臨場感が伝わってくる。

後輩を指導する機会のある若手医師の皆さんには、この3部作を是非、「指導医マニュアル」としても活用して頂きたい。

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こんな本が欲しかった!

Amazonカスタマーレビュー
症状からどのように鑑別していくのかがわかりやすく解説されていて、とても読みやすかったです!1つ1つでチェックリストも示されていて、診断推論で必携の本だと思います。
5つ星のうち 5.0もっと前に出会いたかった!
この本を手にした時、あまりの読みやすさにびっくりしました!
診断推論の本は数多くありますが、ここまで読みやすいものはなかなかない気がします。
診断推論の総論から各論まで扱っており、もちろん内容も充実しています。
基本的なことから詳しい内容まで、読む人のニーズに応えてくれると感じました。コンパクトで持ち歩きに便利なサイズなのもいいと思いました。

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