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ジェネラリストのための “メンタル漢方”入門 〈抗うつ薬・抗不安薬を使うその前に〉

プライマリケアで漢方を使えるようになりたい!

定価:4,180円
(本体3,800円+税)

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著: 宮内倫也(精神科医・名古屋大学大学院)
判型: A5判
頁数: 280頁
装丁: 2色刷
発行日: 2014年10月08日
ISBN: 978-4-7849-4455-2
版数: 第1版
付録: -

  漢方ビギナーの先生方におくる、「入門書の入門書」です。難しい理論はナシで、まずはこの本で漢方薬に親しんでください。€

  抑うつ、不安、不眠、心身症、認知症に効果のある漢方処方を紹介。生薬の作用を知ることで、「処方の意味」がわかるようになります。€

  安易に向精神薬を出す前に、漢方薬という選択肢を考えてみませんか? 軽度の精神症状の初期治療として、西洋医学的治療の補助療法として、漢方薬を上手に使いこなしましょう!

目次

第0章 まずは知ることから 「本書の構成」

漢方を知るということ
漢方ってどうやって勉強したらいいの?
本書の構成
身体科でも精神症状への配慮を
“メンタル漢方"とは

第1章 無理せず学ぶ 「基礎理論」

1-1 気と血 ―― 解剖を学問にした西洋医学、しなかった中医学
1-2 瘀血 ―― 血流障害、慢性炎症による組織リモデリング
1-3 水・津液 ―― お天気との関連も考えて
1-4 陰と陽 ―― 代謝バランス
1-5 熱と寒 ―― 燃え尽きるほどヒートなのかクールに去るのか
1-6 虚と実 ―― 病因とそれに対する身体の反応
1-7 漢方の診察法
1-8 診療の流れ

第2章 処方の意味を知る 「生薬の働き」

2-1 エキス製剤の投与量や合方など注意点
2-2 補気薬
2-3 理気薬
2-4 補血薬
2-5 補気補血薬
2-6 駆瘀血薬
2-7 利水薬
2-8 清熱薬
2-9 祛寒薬
2-10 補陰薬
2-11 補陽薬
2-12 柴胡剤

第3章 プライマリケアで診る 「精神症状の診かた」

3-1 精神疾患は症候群である?
3-2 プライマリケアで診るもの
3-3 プライマリケアで診ないもの
3-4 精神症状の診かた
3-5 精神症状を来たす身体疾患を見逃さない
3-6 向精神薬について ―― 抗うつ薬
3-7 向精神薬について ―― ベンゾジアゼピン
3-8 向精神薬について ―― 抗認知症薬
3-9 向精神薬について ―― 抗精神病薬

第4章 患者さんを支える 「メンタル漢方」

4-1 精神科領域で使われる生薬のまとめ
4-2 抑うつ〈燃えないコスモ〉
4-3 不安〈対象はどこだ?〉
4-4 身体化〈身体という劇場〉
咽頭(咽頭閉塞感)
心臓(動悸、胸痛)
胃腸(嘔吐、呑酸、下痢便秘)
膀胱(頻尿、不快感)
頭痛
腹痛
腰痛など筋骨格系の痛み
めまい、ふらつき
4-5 認知症〈消えゆく“世界"〉
4-6 不眠
4-7 終わりに ―― “あいだ"としての薬

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序文

プライマリケアでは、健常と異常の間にいる方々が多く受診します。そういった方々に漢方薬を使ってちょっと下支えしてあげて、異常の方へ転がっていくのを防ぐ。曖昧な精神症状に対して、すぐに抗うつ薬や抗不安薬を使うのではなく、まずは漢方薬といくばくかの精神療法を…。そんな想いから“メンタル漢方というタイトルにしました。

私のような若輩者が使っても、漢方薬は驚くほどの効果を示すことがあります。その的中をもっと広げられたら、より多くの患者さんが楽になるはずです。そのために、一緒に学んでいきましょう。

第1章 無理せず学ぶ 「基礎理論」
第2章 処方の意味を知る 「生薬の働き」
第3章 プライマリケアで診る 「精神症状の診かた」
第4章 患者さんを支える 「メンタル漢方」

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レビュー

生薬から理解する

Amazonカスタマーレビュー
著者の先生の精神科本が面白かったので購入。
精神科以外を対象としているので、精神症状の見方や向精神薬の使い方とか精神療法にも触れられていて守備範囲が広かったです。
漢方も西洋医学の先生が無理なくイメージできるレベルの理論にとどめてます。
あとは、生薬から説明していて、六君子湯が舌の乾燥してる患者さんに使いにくい理由もわかりました。
滋陰降火湯と滋陰至宝湯の違いもこの本で納得。
また、日本漢方の実証と虚証という考え方をしていないので、処方の仕方が興味深かったです。
しっかりとした理論による漢方処方と、精神科全般の知識が勉強になりました。
こんな本を探していた!
投稿日 2015/7/24
いろいろな分野で漢方治療は見直され、再評価されて久しい。
普段、総合診療に携わる者として、精神科、心療内科のニーズの高さに対し、使用できる漢方薬の知識が絶対的に不足していた。漢方を学びたい気持ちはあるのですが、なかなか集中的に時間をつくることが難しいこともあり、精神科的問題には、西洋薬に頼ってばかりで、すっきりしない不全感もあった。この本はあくまで導入書であるが、ここから間口を広げていくきっかけにできそうだ。

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書店員さんのレビューより
社会的ストレスが多い現代では、プライマリケアの現場で精神症状を訴える患者が大変増えている。本書は、精神症状漢方薬を使って治療する際に必要になる基礎理論・生薬の働き・診かた・症例による治療例などの基本的考え方を紹介する。
一般医療(西洋医学)を補完する漢方。曖昧な症状や軽度なケースには、初期治療として、まずは漢方薬を試してほしいという。今日から臨床現場で使える必要最低限の知識が身につく入門書になっている。

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