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標準プログラムに非肥満危険因子保有者の保健指導法 【特定健診・保健指導】

No.4829 (2016年11月12日発行) P.9

登録日: 2016-11-11

最終更新日: 2016-11-10

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厚生労働省は8日、2018年度から23年度の第三期特定健診・保健指導で厚生労働科学研究の結果に基づき、特定保健指導の対象とならない非肥満の危険因子保有者への保健指導の方法を整理し、標準的な健診・保健指導プログラムに掲載することを有識者会議に提示し、了承された。

厚労省案が示されたのは、特定健診・保健指導の見直しに向け医学的な観点から検討を進める健康局の「特定健康診査・特定保健指導の在り方に関する検討会」。保険者などで構成する保険局の「保険者による特定健診・保健指導等に関する検討会」は今年8月、「内臓脂肪蓄積の程度とリスク要因の数に着目した現行の特定保健指導対象者の選定基準を、引き続き、維持する」との議論の整理をまとめている。

8日の会合で厚労省は、特定保健指導の論点として①特定保健指導の対象とならない非肥満の危険因子保有者に対して、どのような保健指導を行うべきか、②積極的支援の支援ポイント数と効果との関係性を踏まえ、より効果が見込める保健指導の実施方法を提示してはどうか、③繰り返し特定保健指導の対象となる者に対して、どのような保健指導を行うべきか─の3点を列挙。同検討会は今後、これらの論点を議論する方針で一致した。


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