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誤嚥性肺炎[私の治療]

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  • ▶治療の実際

    【外来または自宅で治療可能な軽症例】

    一手目 :グレースビット50mg錠(シタフロキサシン水和物)1回2錠1日1回(朝食後)

    一手目 :ラスビック75mg錠(ラスクフロキサシン塩酸塩)1回1錠1日1回(朝食後)

    一手目 :ジェニナック200mg錠(メシル酸ガレノキサシン水和物)1回2錠1日1回(朝食後)

    【入院治療が必要な中等症例以上】

    一手目 :ユナシン-S注(アンピシリンナトリウム・スルバクタムナトリウム)1回3g 1日3回(点滴静注)

    一手目 :ラスビック注(ラスクフロキサシン塩酸塩)初日: 300mg(点滴静注),2日目以降:1回150mg 1日1回(点滴静注)

    一手目 :ゾシン注(タゾバクタム・ピペラシリン)1回4.5g 1日3回(点滴静注)

    【メンデルソン症候群:化学的肺炎】

    一手目 :上記抗菌薬(ユナシン-S,ラスビック,ゾシンなど)に加え,ソル・メドロール注(メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム)1回125〜1000mg 1日1回(点滴静注)

    ▶患者への説明のポイント

    誤嚥性肺炎の発症には,日常生活動作の低下や基礎疾患が関与しているため,繰り返し発症することを理解してもらう。

    誤嚥性肺炎の多くは胃食道内容物の逆流によって引き起こされるため,胃瘻を造設しても不顕性誤嚥による肺炎は防げないことを理解してもらう。

    誤嚥性肺炎といった高齢者特有の問題は,終末期とも密接に関わっており,このような場合は治療を本人や家族,介護支援者,医療従事者とよく検討して慎重に対処する。

    宮下修行(関西医科大学内科学第一講座呼吸器感染症・アレルギー科教授)
    尾形 誠(関西医科大学内科学第一講座呼吸器感染症・アレルギー科講師)
    福田直樹(関西医科大学内科学第一講座呼吸器感染症・アレルギー科)

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