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現場救急医のナマの声! 君ならどうする!? ER症例に学ぶ 救急診療の思考プロセス

定価:4,212円
(本体3,900円+税)

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編: 薬師寺泰匡(岸和田徳洲会病院救急科医長)
著: EM Alliance教育班
判型: B5判
頁数: 224頁
装丁: 2色刷
発行日: 2017年03月15日
ISBN: 978-4-7849-4575-7
版数: 1
付録: -

実際のER症例をもとに、「自分ならその患者さんにどう対応するか?」とweb上で医師にアンケートをとり、そこで現場の意見をききつつ、それに応える形で疾患解説を行っております。
アンケート結果から、種々のシチュエーションでの様々な医師の考えを共有しつつ、ER医としての思考プロセスの醸成につなげましょう!
「ER症例に学ぶ」とあるように、本書の症例は内因性・外因性を問わず、重症度においても広い範囲をカバーしております。救急医はもちろんのこと、一般外来診療から救急車対応まで多くの先生の役に立つ1冊となっております!

診療科: 救命救急 救命救急

目次

症例01 60 代男性 飲酒後に階段で寝ていたけれど?
症例02 69 歳男性 意識障害。救急の疾患。ちゃんと対応できますか?
症例03 50 歳男性 陰囊腫脹と全身脱力
症例04 35 歳女性 インフルエンザシーズンに訪れた妊婦。発熱
症例05 60 歳女性 突然の意識障害?
症例06 87 歳男性 トイレで倒れていた……病歴だけでも怖いけど?
症例07 14 歳女性 思春期に息苦しいって何?
症例08 38 歳女性 くり返す嘔気と腹痛。病歴が大切
症例09 52 歳男性 意識障害。薬の空き殻? 薬中かー
症例10 36 歳男性 発熱患者がまた病院にやってきた
症例11 60 歳男性 お腹が痛くてふらつくのですが
症例12 44 歳女性 転倒して来院。帰宅させて良いかなあ
症例13 51 歳男性 配電盤の作業中火傷をした。部位は小さいけど?
症例14 12 歳女性 サッカーをしていたら足が
症例15 30 歳女性 強い腹痛で動けない
症例16 60 代男性 ふらつきの原因は?
症例17 80 歳女性 嘔吐。胃腸炎と言われたけど様子が変です
症例18 40 歳男性 悩ましい腹痛。次の一手は?
症例19 43 歳男性 頻回受診の問題患者。記憶がない
症例20 73 歳女性 5 年以上患者を悩ませ続ける下肢痛
症例21 24 歳男性 薬物過量服用で意識障害!?
症例22 45 歳男性 右下腿打撲。ただの打撲だといいけど
症例23 25 歳女性 右耳痛を研修医が帰そうとしている
症例24 40 代男性 左わき腹の痛み。尿路結石?
症例25 81 歳女性 頭が痛くて食事が摂れない!?
症例26 26 歳男性 左肩痛。X 線は大丈夫?
症例27 65 歳男性 左眼の打撲。左眼のかすみ
症例28 48 歳男性 熱中症疑いで救急搬送
症例29 20 歳女性 真夏に食欲がわかない。嘔吐をする

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序文

序文



「後医は名医」とはよく言われます。もし後出しじゃんけんが許されるとしたら,多くの勝負は自分のおもうままとなることでしょう。しかし,皆が実感している通り,そうではないのが臨床の実際です。特に救急診療においては,状態の安定化と診断を同時進行でやらねばなりません。最初の一手,次の一手,万一失敗したときの準備など,いつも患者さんを前にして,アレコレ考えを巡らせます。
自分が立ち向かった症例以外に対峙するとき,我々は常に後医となります。「こういう時は○○もやっておかねば」とか「○○の可能性も考えられたのでは」とかいうことを思ったり,実際そのように後輩に指導したことがある人も多いのではないかと思いますが,同じ状況で本当にそんなことを考える余裕があるのか,実際にどう対応するのかという疑問は常につきまといます。
様々な症例集が世に溢れる中で, 今回あえて症例集を出版する意義はここにあります。患者さんを前にしたとき, 何から優先して行い, どのように診断に近づくのか。本書ではこの思考プロセスを重要視しています。本書はEM Alliance(EMA)のウェブサイト(http://www.emalliance.org)に毎月掲載している症例を,読みやすいよう改めて編集したものです(EMAについては奥付にて後述)。ウェブサイトではそれぞれの症例提示の中でアンケートを用いて現場の声を聞きつつ,それに応える形で症例解説を行っております。本書ではそのアンケートの一部を『みんなの意見』部分でまとめました。種々のシチュエーションで,同じ「初療医」という立場に置かれた医師の考えを共有しつつ,さらに疾患への理解を深めて思考プロセスの醸成につなげて頂けましたら幸いです。
ER症例に学ぶということで,本書に掲載している症例は内因性・外因性を問わず,また重症度についても広い範囲をカバーしています。ER型救急外来で働く医師はもちろんですが,一般外来診療から救急車対応まで,多くの方の日々の診療において役立てるのではないかと考えています。
最後になりましたが,EMA初期から教育班を導き,貴重な症例提示と助言を頂いたワシントン大学 ハーバービュー・メディカルセンターの渡瀬剛人先生にこの場を借りてお礼をいたします。また本書作成のきっかけを頂いた日本医事新報社,および担当編集の村上由佳氏にも感謝します。
緊張感と臨場感溢れる, 後出しじゃんけんでは得られないERの経験を共有しましょう。VIVA ER!!

2017年2月
薬師寺 泰匡

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