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キーンベック病

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-07-21
砂川 融 (広島大学大学院医歯薬保健学研究院応用生命科学部門上肢機能解析制御科学教授)
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  • ■疾患メモ

    原因不明の月状骨(手関節中央部を構成する骨の1つ)無腐性壊死により手関節痛を生じる疾患で,解剖学的異常(月状骨の形態や血流動態,尺骨マイナス変異)が関連するとされる。

    手の使用頻度の高い仕事をする20~30歳代男性に好発するが,稀に10歳代の若年者,60歳以上の高齢者にも発症する。10歳代では手をつくことの多い競技(体操など),あるいはラケット競技(バドミントンなど)といったスポーツ活動を高頻度に行っている場合が多い。

    若年者以外完全な修復は期待できない進行性の疾患で,活動性の高い患者には手術療法が必要である。放置すると変形性関節症に進行する。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    手関節痛が徐々に増強,可動域が減少し,握力が低下してくる。

    【検査所見】

    月状骨に一致して腫脹と圧痛がある。手関節可動域制限と最終域での疼痛がある。X線像上,月状骨の硬化像や骨折,圧潰があり(図1a・b),MRIでは月状骨全体の低信号化(T1,T2ともに)を認め(図1c),CTでは月状骨の硬化像や骨折,分節化が詳細に判明する。

    15_49_キーンベック病

    stageⅠは,X線では発見しにくい。MRIで診断する。

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