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化膿性脊椎炎

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-03-28
永島英樹 (鳥取大学医学部感覚運動医学講座運動器医学分野教授)
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  • ■疾患メモ

    化膿性脊椎炎の多くは椎体終板で初発したのち椎間板と隣接椎体に波及する。

    骨髄炎の2~7%を占め,発症率は10万人当たり年間0.2~2例と報告されている1)

    近年増加しており,その原因として高齢者や易感染性宿主の増加が挙げられているが,MRIが普及して診断が容易になったことも一因である。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    発症高位により頸部痛,背部痛,あるいは腰痛を訴え,体動時に痛みが誘発されるために頸椎,胸椎,あるいは腰椎を動かそうとしない(脊椎不撓性)。

    発熱を認めるが,認めないこともある。脊椎は深在性なので,発赤や局所熱感を欠くことが多い。

    【検査所見】

    血液検査では,白血球の増加,赤沈の亢進,CRP,プロカルシトニンの高値を認める。しかし,これらすべてが揃わないことも多いので,注意を要する2)

    初発から2~4週以内では,X線写真で異常を認めないので,早期診断にはMRIが有用である。MRIでは,T1強調像で低信号,T2強調像で高信号を示す2)

    MRIによる高位診断を行った上で,感染巣の生検を行い,起炎菌が同定されれば確定診断となる。感染巣からの起炎菌同定率は必ずしも高くないので,血液培養もしておく。

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