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虫刺症

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-07-26
石黒直子 (東京女子医科大学医学部皮膚科学准教授)
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  • ■疾患メモ

    広義には有害節足動物による刺咬や吸血,それらとの接触による皮膚炎とされる1)

    代表的な有害節足動物には,刺咬ではハチ,アリ,クモ,ムカデ,吸血ではカ,ブユ,ノミ,イエダニ,トリサシダニ,接触ではドクガがある1)2)

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    〈刺咬によるもの:ハチ,アリ,クモ,ムカデ〉

    刺咬部に一致した激痛を伴う浮腫の強い紅斑。クモ,ムカデでは2個の咬創あり。

    アナフィラキシーショックはハチ,ムカデで併発あり。アリでは少ない。

    クモで神経毒を有するものでは強い腹痛,嘔気,痙攣などの全身症状を伴う。

    〈吸血によるもの:カ,ブユ,ノミ,イエダニ,トリサシダニ〉

    カ:吸血直後に中心に膨疹を伴う紅斑の出現。膨疹が消褪後,同部位に紅斑や紅色丘疹を生じ,数日間残る場合もある。

    ブユ:四肢など露出部に好発。中心に水疱や出血を伴う浮腫性紅斑,腫脹が数日間続くことが多い。

    ノミ:下腿に好発(ノミが飛べる範囲)。紅斑や水疱の出現。

    イエダニ,トリサシダニ:腹部,四肢内側の軟らかい部位に,紅斑,紅色丘疹の出現。

    いずれも強いそう痒を伴う。重症例は稀。

    〈接触によるもの:ドクガ〉

    毒針毛の刺入部に一致した浮腫性紅斑から始まり,紅色丘疹となる。上半身左右非対称に,集簇性もしくは散在性に認める。庭仕事の後に多い。そう痒が強い。

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