株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

裂頭条虫症

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-06-19
大西健児 (荏原病院副院長)
    • 1
    • 2
  • next
  • ■疾患メモ

    わが国の感染者から分離される裂頭条虫のほとんどは,日本海裂頭条虫である。

    ヒトは幼虫(プレロセルコイド)を保有している中間宿主を生で,あるいは加熱不十分な状態で摂食することで感染する。中間宿主の寿司,刺身が原因食品として知られている1)

    日本海裂頭条虫の中間宿主はサクラマス,カラフトマス,サケ(特に4~6月に捕獲されるサケ)2),終宿主はヒト,クマなどであるが,生活史に関しては不明な点が多い。

    大きさが数メートルに及ぶ長大な寄生虫であるが,症状は比較的軽度である。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    軽度の下痢や腹痛を訴えることがあるが,無症状例も多い。

    肛門からの虫体排出に気づき,不安感に駆られ受診する症例が多い。

    【検査所見】

    血液検査で本症に特異的な検査項目はない。

    1190疾患を網羅した最新版
    1252専門家による 私の治療 2021-22年度版 好評発売中


    PDF版(本体7,000円+税)の詳細・ご購入は
    コチラより

    • 1
    • 2
  • next
  • 関連記事・論文

    page top