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高尿酸血症・痛風

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-03-30
藤森 新 (帝京大学医学部附属新宿クリニック院長)
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  • ■疾患メモ

    平成25年の国民生活基礎調査によれば,痛風で医療機関を受診している人は100万人を超え,その基礎病態である高尿酸血症は1000万人以上と推定されている。

    高尿酸血症は,遺伝性素因に,肥満やアルコール飲料,プリン体,果糖などを過剰摂取する不適切な生活習慣が加わって発症する生活習慣病のひとつであり,痛風のみならず腎機能障害,心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患などとも関係の深い病態である。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    〈痛風関節炎(痛風発作)〉

    「風があたっても痛む」と形容される激痛が特徴である。

    痛風発作は拇趾の中足趾節関節,足関節など下肢の関節に起こりやすく,アキレス腱にも好発する。

    患部の痛みは24時間以内に最高となり,発赤,腫脹,熱感を伴う。

    日常生活に支障をきたすほどの激痛であるが,初期のうちは数日で自然消退する。

    長時間歩行やランニングなど,足を酷使した後や,過度のアルコール飲料やプリン体摂取後に起こりやすい。

    外科手術などのストレスも誘因のひとつである。

    痛風結節と呼ばれる皮下結節を形成することがある。

    【検査所見】

    高尿酸血症は血清尿酸値7.0mg/dL超と定義される。

    痛風発作時は白血球増多やCRP増加がみられるが,血清尿酸値は7.0mg/dL以下のこともある。

    痛風結節の診断には関節超音波検査やdual energy CT検査が有用である。

    クリアランス検査で病型(尿酸産生過剰型,尿酸排泄低下型,混合型)を調べることは,薬物の選択上重要である。

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