株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

肥満症

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-06-19
宮崎 滋 (結核予防会総合健診推進センター所長)
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  • ■疾患メモ

    肥満とは,脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積した状態をいう。判定にはBMIを用い,25kg/m2以上であれば肥満である。

    肥満症とは,肥満と判定され,かつ肥満に起因ないし関連する疾患を合併するか,それらの疾患を生じやすい内臓脂肪蓄積がある場合を言い,治療の対象である。

    BMI 35kg/m2以上の肥満症を高度肥満症と言う。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    日本人は欧米人と比較すると肥満は軽度であるが,内臓脂肪が蓄積しやすく,内臓脂肪の過剰蓄積に起因する疾患が生じやすい。

    内臓脂肪が蓄積すると,糖尿病や脂質異常症,高血圧,脂肪肝〔非アルコール性脂肪性肝疾患(nonalcoholic fatty liver disease:NAFLD〕,高尿酸血症などの代謝異常が起こりやすく,心血管疾患,脳血管疾患を生じやすいことが知られている。

    皮下脂肪が著しく増加すると体重が増加し,運動器疾患(骨・関節疾患)や睡眠時無呼吸症候群が起こりやすい。

    肥満症とは,減量治療すべき肥満である。

    BMIが35kg/m2以上の高度肥満になると,肥満症の疾患のほかに心不全や浮腫,呼吸不全,静脈血栓,肺栓塞などの症状が起こりやすい。

    【検査所見】

    BMI 25kg/m2以上を肥満,35kg/m2以上を高度肥満と言う。

    BMI 25kg/m2以上でに示す11の疾患を合併するか,内臓脂肪蓄積が過剰である場合,肥満症と診断される。

    10_41_肥満症

    〈内臓脂肪型肥満の診断〉

    臍レベルのウエスト周囲長を測定する。男性で85cm以上,女性で90cm以上であれば,内臓脂肪の過剰蓄積が疑われるので,CTにより内臓脂肪面積を測定する。

    内臓脂肪面積が100cm2以上であれば内臓脂肪型肥満である。

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