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慢性糸球体腎炎

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-03-28
藤本壮八 (川崎医科大学健康管理学准教授)
柏原直樹 (川崎医科大学腎臓・高血圧内科学教授)
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  • ■疾患メモ

    慢性糸球体腎炎(chronic glomerulonephritis:CGN)は腎疾患の臨床的概念の1つであり,蛋白尿および血尿の尿異常が1年以上続くものと定義される。その中にはIgA腎症をはじめとする多数の組織病型が存在し,確定診断には腎生検が不可欠である。

    慢性糸球体腎炎の場合,腎生検により正確に組織評価をすることで治療方針や長期予後の推測の参考となる。腎生検の適応をに示す。腎生検が必要な症例は,速やかに腎臓専門医へ紹介することが望ましい。

    07_05_慢性糸球体腎炎

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    一般的には無症状が多い。稀に高血圧,浮腫,紫斑,尿毒症症状(食欲不振,嘔吐,呼吸困難等)等を認めることがある。

    【検査所見】

    尿検査で尿蛋白が認められる場合はほとんどが慢性糸球体腎炎と考えられるが,血尿単独の場合は泌尿器科疾患との鑑別が必要である。その場合は尿沈渣での変形した赤血球の増加が重要になる。

    しばしば血清クレアチニンや血清尿素窒素の上昇など,腎機能障害を認める。

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