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胆石症治療の現状

登録日:
2019-02-06
最終更新日:
2019-02-06

監修:森 俊幸(杏林大学医学部外科学教室消化器・一般外科教授)

■監修のことば

胆石症を有する人は成人人口の8%に達し,年間9万件以上の胆嚢摘出術が施行されている。胆嚢摘出術の9割程度が腹腔鏡下に行われている。

腹腔鏡下手術をさらに低侵襲化するため,単孔式手術,Needlescopic手術,NOTES,またこれらの混用であるreduced port surgeryなどが考案された。腹腔鏡下胆嚢摘出術にはこれらの新たな術式の応用が進んでいる。

腹腔鏡下胆嚢摘出術では,術中胆管損傷が開腹胆嚢摘出術の3〜5倍程度と多い。胆管損傷を回避するためにcritical view of safetyの概念が提唱されている。また,胆摘困難例では胆嚢亜全摘術などのbailout procedureも考慮される。

総胆管結石症や肝内結石症に対しても腹腔鏡下手術の応用が進んでいる。

本特集では胆石治療の新たな側面を,エキスパートに解説いただいた。

■目次

1 TANKO,RPS,NOTES胆摘術
藤岡秀一(東京慈恵会医科大学附属柏病院外科医長,准教授)
三澤健之(東京慈恵会医科大学附属柏病院外科部長,准教授/単孔内視鏡手術研究会代表世話人)

2 CVS,difficult gallbladder,bailout procedure
本田五郎(新東京病院消化器外科主任部長/消化器がん腹腔鏡・ロボット手術センター副センター長)

3 総胆管結石,肝内結石症の外科治療
鈴木 裕*1,森 俊幸*2,松木亮太,小暮正晴,須並英二*2,正木忠彦*2, 阿部展次*2,阪本良弘*2
(杏林大学医学部外科学教室消化器・一般外科 *1講師 *2教授)

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