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これからの経口抗凝固薬(DOAC)処方のポイント

登録日:
2019-01-16
最終更新日:
2019-01-16

監修:奥山裕司(おくやまクリニック内科・循環器内科院長)

■監修のことば

高齢になればなるほど脳梗塞の原因の中で心房細動が占める割合が増えるとされる。従来の抗凝固薬に比べて,一部の経口抗凝固薬(DOAC)は高齢者でも出血性イベントが少なく,脳卒中予防効果は遜色ないことが報告されており,適切な使用によって脳梗塞が大いに減る可能性がある。近年,大きな進歩がみられる心房細動治療であるが,“根治,根治”と騒がれているカテーテルアブレーションは,大規模試験のデータに反しているにもかかわらず,登録研究レベルのエビデンスで高齢者,腎機能低下者でも安全だと宣伝している薬剤などもあり,落とし穴が多数あるのが実情である。本特集では,誌面の都合もあり,すべての臨床上重要な問題点を記述できないが,読者諸兄のご参考になれば幸いである。

■目次

1 心房細動(AF)のとらえ方と治療の落とし穴
奥山裕司(おくやまクリニック内科・循環器内科院長)

2 いわゆるフレイル症例での抗凝固療法の選択と注意点
井口守丈(国立病院機構京都医療センター循環器内科)
赤尾昌治(国立病院機構京都医療センター循環器内科部長)

3 抗血小板薬2剤併用療法(DAPT),カテーテルアブレーションを含む周術期の問題
小川正浩(福岡大学病院循環器内科診療教授)

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