株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

免疫チェックポイント阻害薬によって変わる抗癌剤治療

登録日:
2018-07-25
最終更新日:
2018-07-25

監修:玉田耕治(山口大学大学院医学系研究科免疫学講座教授)

■監修のことば

近年のがん免疫療法の実用化によって,がんに対する標準治療法に革新的な変化がもたらされている。特に,抗PD-1抗体を中心とする免疫チェックポイント阻害薬は多くのがん種に対して適応が拡大し,今後さらなるパラダイムシフトを引き起こすと予想される。しかしながら,免疫チェックポイント阻害薬には未だ多くの基礎的・臨床的な疑問や課題が存在しており,治療効果発現に重要な免疫学的メカニズムの解明,臨床効果と相関するバイオマーカーの同定,免疫学的有害事象の発症と対処法の確立,他治療との併用による複合がん免疫療法の開発などが求められている。

本特集では,これらのトピックを解説し,がん免疫療法の将来像を考察する。

■目次

1 ‌免疫チェックポイント阻害薬の奏効メカニズムと バイオマーカー
佐藤靖祥(東京大学医学部附属病院免疫細胞治療学講座,胃・食道外科)
垣見和宏(東京大学医学部附属病院免疫細胞治療学講座特任教授)
2 免疫チェックポイント阻害薬の副作用とその対策
加藤晃史(神奈川県立がんセンター呼吸器内科医長)
3 ‌免疫チェックポイント阻害薬による集学的治療 ─がん免疫治療をベースとした併用治療
谷口智憲(慶應義塾大学医学部先端医科学研究所細胞情報研究部門講師)
河上 裕(慶應義塾大学医学部先端医科学研究所細胞情報研究部門教授)

このコンテンツはプレミアム(有料)会員限定コンテンツです。

Webコンテンツサービスについて

ログインした状態でないとご利用いただけません ログイン画面へ
Web医事新報の有料会員向けコンテンツを読みたい サービス一覧へ
本コンテンツ以外のWebコンテンツや電子書籍を知りたい コンテンツ一覧へ

関連記事・論文

もっと見る

page top