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乳癌画像診断の課題とこれから

登録日:
2018-03-28
最終更新日:
2018-03-28

監修:明石定子(昭和大学病院乳腺外科准教授)

■監修のことば

乳癌は,わが国においても女性の罹患するがんの中では現在最も罹患数の多い疾患で,11人に1人の女性が生涯の中で罹患するという身近な疾患となっている。検診を行うことで死亡率減少が証明されているモダリティはマンモグラフィであるが,若い女性などに多い高濃度乳房では,乳癌検出率が低くなる欠点が問題となっている。日本人の乳癌発症の最初のピークは40歳代後半と,欧米人と比較し若いため,特に高濃度乳房は大きな課題である。その回答のひとつとして40歳代日本人女性の超音波検査追加の意義を検証したJ-START試験がある。またマンモグラフィの欠点を補うべく,乳房専用PET,トモシンセシス,造影マンモグラフィなども登場してきた。この特集により,乳癌診療に対する理解が広がれば幸いである。

■目次

1 乳がん検診における高濃度乳房の問題と超音波検査の役割
東野英利子(つくば国際ブレストクリニック顧問)

2 ‌新しく登場した画像診断モダリティ ─①乳房用超音波画像診断装置
吉田美和(昭和大学江東豊洲病院乳腺外科講師)
榎戸克年(昭和大学藤が丘病院乳腺外科講師)
西山寿子(大手町さくらクリニックin豊洲院長)

3 ‌新しく登場した画像診断モダリティ─②乳房専用PET
角舎学行(広島大学病院乳腺外科講師)

4 ‌新しく登場した画像診断モダリティ ─③トモシンセシスと造影マンモグラフィ
井手佳美(昭和大学病院ブレストセンター)

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