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05 インフルエンザ[【実践】ちょいたし漢方]

No.4683 (2014年01月25日発行) P.14

新見正則 (帝京大学外科准教授)

登録日: 2014-01-25

最終更新日: 2017-10-19

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  • 使い方の説明
    ▶保険適用漢方薬をできる限り優先して割り付けています。
    ▶処方の最後に<保>があればツムラの直接的病名が保険収載されています。
    ( )の番号や保険の適応病名はツムラのエキス剤に準じています。
    ▶特別な記載がない限り,成人は毎食前に1包ずつ,1日3回内服です。
    ▶子どもの1回量は小学生は1/2,幼稚園は1/3,それ以下は1/4包を筆者は目安にしています。
    ▶基本的にツムラ保険適用漢方エキス剤129種類(顆粒128種類+塗り薬1種類)の範囲での解説です。
    ▶一手目が効かないときは,併用せずに,二手目,三手目と切り換えて下さい。
    ▶西洋薬部分の「なし」とは,一般的に対処できる薬剤がないという意味です。
    ▶表中の「1日量」とは1日3回服用した場合,摂取することになる「煎じる前の生薬の量」のことです。


    Point インフルエンザという概念は漢方にはありません。急性発熱性疾患の症状が激しいものとでも理解していたのでしょう。漢方での対処方法を覚えると,よほどの激烈なインフルエンザ以外は漢方単独で対応可能です。

    基本となる西洋薬

    タミフル®/リレンザ®/イナビル®など

    一手  まずこれをためしてみよう

    大人(がっちり):麻黄湯(27)<保>
    大人(中肉中背)麻黄湯(27)<保>
    大人(虚弱)麻黄湯(27)<保>
    女性:麻黄湯(27)<保>
    高齢者:麻黄湯(27)<保>
    子ども:麻黄湯(27)<保>

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