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【人】羽鳥 裕さん「持ち前の“下から目線”を日医でも生かしていきたい」

No.4710 (2014年08月02日発行) P.79

羽鳥 裕 (日本医師会常任理事)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-03-28

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  • 羽鳥 裕さん(Hatori Yutaka)

    日本医師会常任理事

    1948年石川県生まれ。73年早大建築学科卒。78年横浜市大医学部卒。神奈川県立成人病センター、横浜市立港湾病院等を経て88年川崎市で開業。今年6月日医常任理事に就任。川崎市内科医会会長、神奈川県内科医学会副会長も務める。

    持ち前の“下から目線”を日医でも生かしていきたい

    今年6月、新たに日本医師会常任理事に就任した羽鳥さん。共同利用施設、医療廃棄物、精度管理、健・検診、図書館を担当する。「皆保険制度を守り国民医療を推進するには、国民に正しい情報を分かりやすく発信することが大切です。これまで県医師会で培ってきた経験を生かし、全力で職務に当たりたい」

    医学部入学前、羽鳥さんは建築を学んでいる。そこで夫人と出会い、卒業制作として友人らと基礎から手作りの家を建てた。41歳で開業したクリニックの建物も自ら図面を引き完成させたもの。ただ、建築家の道は「才能がない」と断念、「もっと幅広く人の役に立ちたい」と一念発起し医学部に再入学する。循環器に興味を持ち、友人と始めた禁煙活動は開業後も地域で継続。神奈川県の受動喫煙防止条例制定の大きな原動力となった。

    もう一つ、力を入れてきたのがスポーツ医学だ。県体育協会のスポーツ医学委員長を務め、かながわ・ゆめ国体が開催された1998年、全国で初めて県選手団全員を対象にした運動負荷試験やスポーツ手帳制度を導入した。

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